いつも男の言いなりになっている女っているよね~。「晩飯、ラーメンでいい?」「いいわ」「今日、会える?」「いいわ」って、相手の言うことには、つねにOK。
でも、これだと「いつでも『いいわ』なら、今じゃなくてもいいか」って思われる確率大ですね。「この女、自分の言いなりだな」と思った時の男の残酷さったら酷いけど、「この男、私の言いなりね」と思った時の女も負けませんね。
まあ人間ってそういうもので、簡単に手に入るものは、簡単に捨てられるから雑に扱われるのよ。その辺の道や公園にダイヤモンドがザクザク落ちてたら…そんな話です。
だから男に安い女だと思われないように、いつでも「YES」じゃなくて、たまには「NO」を織り交ぜることが必要です。
男って、やっぱりハンター気質だから、女が逃げると追いかけてくるもの。何でもかんでもいいなりにはならないけれど、愛がないわけじゃないのよ~♪というスタンスですね。
このときに気をつけたいのは、相手の男の性格を見極めること。「ダメ、ダメ、いいわ。ダメ、ダメ、いいわ」が効果的な男と、「いいわ、いいわ、ダメ。いいわ、いいわ、ダメ」が効果的な男と大きく分けて2種類いると思うんですね。
相手が打たれ強いタイプなら、「ダメ、ダメ、いいわ」がいいし、打たれ弱いタイプなら、「いいわ、いいわ、ダメ」。相手のタイプによって、アメとムチの割合を臨機応変に変えることも必要テクです。
特に気をつけたいのが、打たれ弱いタイプ。「いいわ」が多くて、たまに「ダメ」を出す場合は、相手の自尊心にかすり傷を負わせる程度の高等テクが必要です。致命的なダメ出しにならないように注意してくださいね。
最近は、こっちの男性のほうが多そうな気がするし、すぐに諦める脱ハンター男も多いそうで、気がついたらハンター女が増えてる!
結婚を面倒くさがる男と、結婚したい女が作る明日の日本に不安はあるけど、とにかくうまくアメとムチで平和に転がして、互いを粗末にしないで生きてください❤
「おいしい男の作り方」マーガレット1989年19月号扉
取材・文/佐藤裕美