お金を使うとき、私が一番気にしているのは、コスパはもちろん、自分にとってそれが適正な値段であるかどうか、ということです。
たとえば千円の大根は、私は怖くて買えません(笑)。大根だったら、上限は250円だろう、と。それを千円も出すなんて「何やってんだ、私!!」って手が震えちゃう(笑)。
一方で、500万円の車が欲しいなと思ったら、それは買えるの。500万円の車が買えるなら、千円の大根も買えるし、なんなら1万円の大根だって買えるだろうと思うだろうけど、でも、大根に千円を出すのは絶〰️〰️対イヤなの!
でもね、食べるとみるみる痩せる魔法の大根だったら即買いです!
250円以上の価値はないと、私自身が判断したものに、それ以上のお金を使うのは、私にとっては、死に銭ということになるんですね。
世間でよく言う「金をドブに捨てる」ってやつですが、最近ドブって見たことないなあ。「ドブ板長屋」って言葉なんて知らないでしょ?一条はそんなところで育ちました(泣)。ちなみに我が姉は豪邸育ちで、落ちぶれて売ろうとしたらあまりにでかくて売れなくて、旅館になったと言う腹立つ話を…(怒)
えっとぉ…すぐ脱線するので戻しますが、人によって、その価値基準は結構違いますね。たとえば、ブランドだからという理由だけで、何十万もするバッグを買うのは、私にとっては死に銭だけど、ブランドバッグを持って見せびらかしたいということに喜びがある人にとっては、活きたお金になると思うのよね。知らんけど。
とにかくお金の使い方って、すごく難しいです!
どこに?何に?使うかによって、激しく人間性が試されると思います。
私が思う、いちばんいい使い方は、未来への投資ですね。子どもの教育に使うとか、橋を作るみたいにインフラに使うとか。未来を作るために投資するのが、一番正しいお金の使い方だと思うので、自分の未来に投資することも忘れないようにしましょう!
『金は天下の回りもの』っていう言葉もあるけど、一条が昔、いちばん感銘を受けた言葉は『お金は寂しがり屋』です!ひぇ~~(-_-;)
お友達がいないと寂しいので、たくさんのお友達の方に行くっていうことで…寂しがり屋さんに逃げられないようにしましょうね。
「有閑倶楽部」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美