昔から同業者に「あなたは才能があっていいわね」って言われるたびに、「アンタは知らないだろうけど、私はアンタの倍は努力してるんだよ!!」と思っておりました。
でもね、ある時気づいたのよ。「努力できる」っていうことが才能なんだって。詳しく言えば一条の場合「好きなことには死ぬほど努力できる」だけどね。努力も才能が必要とは、これは正直びっくりでした。
それまで私は、人間ガッツを出せば、誰でもそこそこある程度はイケるもんだと思ってました。結果が欲しければ頑張ることは当たり前のことで、成功できないのは、根性が足りないからだって。スポコン 人生論(汗)。
しかしながら世の中には、根性だけではどうしようもないことがあるんだということを、私は30歳の時「ヨガ」で知りました。なぜヨガ?
友だちに誘われてうっかりヨガ教室に行ったら、自慢の運動神経なんか全く役に立たず、とにかく体が硬くて硬くてつらくて痛くて、見事な劣等生でありました。同じクラスのババ様たちから大胆なまでにバカにされ、屈辱の限りを味わったもんです。
で、嫌になってヨガは3ヶ月で辞めたんだけど、もし私がものすごくヨガが好きだったら2〜3年は頑張ったかもしれない。粘り強く努力してたらましになってたと思うけど、残念ながらヨガに対して最後まで努力するという才能も愛も…なかった!
粘り強く努力できるってことが才能で、それこそが神様からの贈り物、ギフトで、最後まで諦めない人だけが、何かを達成できる人ですね。ノーベル賞受賞者は全員 、努力する才能に満ち溢れた天才たちだ!という話です。
だからね、この話がどこにつながるかってゆーと、映画『THE FIRST SLUM DUNK』です!! 私はもともとマンガ『SLUM DUNK』の大ファンで、その昔、『BSマンガ夜話』でスラムダンク愛を熱く語った女なんだけど、映画もたまりませんね。感謝感激!! 映画館で観てるうちに、あれやこれや思い出しながら熱いものがこみ上げてきていつのまにか 泣いてた(ちなみに私はミッチーファン♪挫折を知って立ち上がった男は素敵♡)。
『SLUM DUNK』といえば、湘北高校バスケットボール部顧問の安西先生の名言が有名よね。「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」というセリフ。そうなのよ、これよ!!ミッチーも桜木花道もみんな諦めなかった!!悔しくてもみっともなくても、バスケがあまりにも好きだから最後まであきらめなかったのよ!だから才能が花開いて、人を感動させることができたのよ〰️〰️〰️〰️!!
ということで、みなさんもくじけそうになった時は、安西先生の言葉を胸に最後まで頑張って、努力の才能を磨いてくださいませね。
「プライド」コーラス2004年4月号本文カラー
取材・文/佐藤裕美
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「不倫、それは峠の茶屋に似ている
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