東京も桜が満開でしたね。
暖かい日差しの中で光溢れる春。始まりの予感のする日々に、心躍ります。
近くを通る度に、ずっと気になっていた「成子天神社」さん。
天神様のお花・梅の美しい頃。ヒルトピアでランチとおしゃべりを満喫。友人たちとさよならした後、思いがけず訪れる機会に恵まれました。
成子天神社は、メトロ丸の内線・西新宿駅のすぐ近く。青梅街道沿いに参道入口があります。
周囲は、新宿西口高層ビル群!各線・新宿駅からも徒歩圏内です。
初めて存在を知った時には「こんなところに、天神様?」と、とてもびっくりしたことを覚えています。
成子天神社は1,100年を超える歴史を持ち、由緒ある天神様。
紡いでらした歴史を知り、天神様の周りが変化して、現在があることに気付かされました。
成子天神社は、長い歴史の中で戦災消失や昭和41年の再建等を経て、平成26年に御造営を迎えました。「めぐる」「学ぶ」「感じる」ご神域。「めぐり天神」として、現在に至ります。
まっすぐ伸びる参道の奥に、社殿。
社殿右横には、天神様のおつかい・牛の像。その奥にたくさんの絵馬。皆様の願い事が叶います様に。
お参りを終え、社殿左奥の富士塚に向かいます。
昨年の世界遺産登録によって、殊に注目度の上がった富士山。
江戸時代後期も、庶民の間で富士山信仰〈富士講〉が流行りました。勿論、当時は富士山に行くのが今よりもずっと大変でした。そこで、富士山に登ったのと同じご利益を得るために作られたのが〈富士塚〉
成子天神社の富士塚は、江戸時代に富士山が噴火した時の溶岩で作られています。富士山の超ミニチュアといった感じでしょうか。地上より見上げると、こんな感じです。
迷わず、登ってみます。ちょっとした登山気分です。踏み外さない様に、足元には注意が必要です。ミニチュアと言っても、本物の富士山同様、ハイヒール登山は危険です。〈おでかけがてらのウオーキング〉3点セットがお役立ちです。
高さおよそ12メートル。新宿区内では、最大規模。頂上までの道程は、ちょっとした運動になります。頂上から下を見ると、それなりの高さです。ふと「ここはどこかしら?」…と不思議な気持ちになりました。高層ビルが視界に入ってきて、新宿だったことを思い出します。
成子天神社は、一社のみで七福神めぐりができるという魅力もあります。
かつては、富士塚の登山道に配置されていました。現在は、参道から富士塚の入り口まで点在しています。
新宿という都心にありながら富士山のパワーを感じることもでき、七福神めぐりも楽しむことができる「成子天神社」。
時代時代でいろいろなことがありながらも、変化に対応しながら長い歴史を紡ぎ続ける…存在の重みを感じます。いただいた御朱印も力強く、たくさんのご利益に与れました。
清々しい気分の上に、すっかり強運を身につけた気分。
心踊る楽しい春の1日でございました。
成子天神社
*HP上でも「めぐり天神」にお参りが叶います。
ヒルトピア