私の好きな散策コースをご紹介いたします。
新緑の美しい季節に京都に家族で行って来ました。
牛若丸や鞍馬天狗で知られる鞍馬寺の境内、鞍馬山。
千二百余年前、鞍馬寺を創設し鑑禎上人は律宗に属し、藤原伊勢人は、鎮護国家の毘沙門天と慈悲の観音を一体として併せて祀りました。中興の祖、峯延上人は真言宗の十禅師とも言われています。後に天台宗の影響が強まります。
鞍馬山には、神代以前からの古神道や陰陽道、修験道等の山岳宗教の要素も含まれています。宗派に捉われない懐の深さは鞍馬寺の宗教伝統となっています。昭和22年、初代官長信楽香雲は、このような多様な振興の歴史を統一して鞍馬弘教と名付けました。
外国人観光客にも人気のパワースポットです。
マイナスイオンを放出する森林の癒し力と山のパワーを感じます。
スニーカーは必需品です。
仁王門から入って由岐神社、こちらで天狗おみくじを引きました。
由岐神社は奇祭「鞍馬の火祭り」で有名です。火難除けや子授安産などにご利益があるそうです。
本殿金堂へ。
こちらは鞍馬山信仰の中心道場。前庭の石畳「金剛床」がパワースポットとして知られています。ここで天に向かって手を広げて祈るといいそうです。並んでいる人がたくさんいました。その通りにしてみるとパワーを得られた気がしました。
次はいよいよ奥の院魔王殿へ
本殿金堂から約400m「背比べ石」
鞍馬山で10年あまり修行をしていた牛若丸が、奥州の藤原日で藤原秀衡のもとに下りる時、山との名残を惜しんで背比べしたという石です。
牛若丸がここで修行をしたのかと想像すると楽しくなり疲れはあまり感じません。
遮那王尊(義経)を祀る堂
歴史には文治5年(1189)4月奥州衣川の合戦にて自害したと伝えられ遮那王尊として護法魔王尊の破邪顕正の働きを助けていると言われています。
背比べ石から約460m「奥の院魔王殿」
650万年前、金星から舞い降りたと言われる魔王尊を祀られています。堂舎を支える奇岩はサンゴなどの化石を含み、鞍馬山生成の歴史を伝えています。
太い幹、根に力強さを感じます。
途中の山道はでこぼこで大変ですが新緑の中、野鳥の声と爽やかなそよ風に癒され浄化され、たくさん歩いたという達成感があり、心地よく力強い気持ちになりました。
魔王殿から下り坂を行き、貴船川のせせらぎが聞こえたらGOALの西門です。
仁王門から西門まで約2時間歩き続けました。
次は貴船神社へ
そして貴船神社まで足を伸ばしました。
朱色の籠が立ち並ぶ印象的な参道です。貴船川の川のせせらぎを聞きながら石段を上がり本宮へ。水を司る神様として信仰を集め、若い人たちからは縁結び神様としても有名です。
かつては和泉式部も夫婦円満を祈願に訪れて、不和になった夫と復縁したそうです。
自然豊かな京都。鞍馬寺から貴船神社までパワースポットを散策した後は美味しい川床料理をいただきました。自然の風と川のせせらぎを聞きながら涼を取る〜なんて素敵な文化でしょうか。
ひろ文はとても美味しくて素敵な会席料理。鮎は絶品でした。
川床料理は風情があり見た目も美しく美味しかったです。こちらでも外国人観光客が料理を堪能していました。
都会の喧噪から逃れてほっと出来る京都は何回訪れてもいいものですね。これから夏本番です。
川床料理5月1日から9月下旬までです。
是非いらしてみてくださいね。
ひろ文
http://hirobun.co.jp/menu/summer.html