アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案したセルフマッサージ「整筋メソッド」で、への字口やほうれい線などの気になるたるみを改善しましょう!
教えてくださるのは
村木宏衣さん
Hiroi Muraki
1969年生まれ。アンチエイジングデザイナー。Amazing♡beauty主宰。自宅で手軽にできる独自の整筋メソッドが大ヒット。著書に『整筋 顔体大全』(日経BP)などがある
頰のへの字口たるみに
知らず知らずのうちに陥っている奥歯の「くいしばり」が、頰のたるみの元凶。最初は少し痛みを感じるかもしれませんが、それこそが咬筋(こうきん)がこっている証拠。しっかりほぐして。
親指を頰骨の下に当て咬筋をとらえる
左手の親指を右頰の咬筋(口の開閉で動く筋肉)のへりに引かっけるように押し当てます。残りの4本の指でエラをつかんで。
咬筋をしっかりとらえながら「あ」→「ぐ」と口を開閉
咬筋をしっかりとらえたまま、「あ」と口を大きくあけ、「ぐ」と口を小さくすぼめます。声を出さなくてOK。これを3セット。
親指の位置をずらしながら片側3カ所ずつ
咬筋をとらえる親指の位置を少しずつ下にずらしながら、同様に「あ」「ぐ」を繰り返します。左手で右側の咬筋を、右手で左側の咬筋をほぐして。
頰のほうれい線たるみに
頰のたるみ、ほうれい線と深い関係がある側頭筋。耳まわりをほぐすことで、耳とつながる側頭筋が効果的にほぐれます。
耳を覆い隠すように、手のひらを当てる
耳を圧迫するように、手のひらをぴたりと当てます。片手ずつでも、両手同時でもOK。
斜め上へと持ち上げた状態で耳を圧迫しながらグルグル
手のひらで耳を圧迫した状態で、斜め上方向に少し持ち上げます。口をポカーンと少しあけて脱力し、外向きに10回、円を描くように動かします。
頰の平坦痩せたるみに
顔が長くなったと感じるのは、頰骨の位置が下がり、顔立ちが平坦になっているから。頰骨を元のポジションに戻しましょう。
ひじをつき、手のひらの付け根を頰骨の下に
テーブルにひじをつき、手のひらの付け根を小鼻の脇から頰骨の下あたりに置きます。
頰骨の内側をじんわりと押し上げる
目線を正面に向け、頰骨の内側に圧がかかるように手のひらの付け根で押し上げます。奥歯をくいしばらないようにして10秒キープ。
撮影/藤澤由加 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 取材・原文/小田ユイコ
次回は、頬をたるませる脂肪を追放するメソッドです。