ハリ・弾力の低下など、さまざまな肌悩みが現れるOurAge世代。実は、肌力が低下して敏感になりやすくなったと感じている人も多いのです。
本格エイジングケア※がしたいのに、敏感肌だったらどうしたらいいの…!?
若い頃から敏感肌を自覚してきた美容ジャーナリストの小田ユイコさん(右)と、大人になってから肌の敏感症状が現れた美容エディターの中込久理さん(左)。OurAge世代の2人が大人の敏感ケアについて語りました。
※エイジングケア:年齢に応じたお手入れ
中込:ご自身で敏感肌だと気づいたのはいつなんですか?
小田:5歳くらいかな? 子供の頃、アトピー肌だったんです。中学生の時にはおさまったのですが、それからずっと肌は乾燥していました。みずみずしくてきれいな同級生の肌がもう羨ましくて。
中込:えっ、5歳。それは敏感肌のベテランですね! でも、私たちの若い頃って“敏感肌”という言葉もなかったですよね。
小田:そうそう、敏感肌用コスメもなかったですし、10代の時は美容の知識もなかった。洗顔ブームで洗い過ぎたり、日焼け肌が流行って、ますます肌の乾燥が進みました。
中込:私たちの20歳頃って、きれいな小麦肌を目指した時代でしたね。私は若い時はオイリー肌でニキビに悩んでいたんです。化粧品会社で働いていた30代にはニキビは出なくなって、今の仕事を始めてからは“どんな化粧品を試しても大丈夫!”という頑強肌の自信がありました。
小田:私とは正反対。社会人になって敏感症状が復活して、結婚してからは精神的に安定して肌も落ち着きました。その頃には敏感肌コスメも出てきて助かりましたね。そうした肌の紆余曲折と仕事で得た美容知識で、敏感ケアも身についていきました。
中込:でもね、そんな私が50代になってから合わない化粧品で赤くなったり、かゆくなったり。“こんなはずでは…!”って、それまでの自信がガラガラと。今は汗をかくだけで顔が何となくかゆいの。
小田:そういう人、私の周りでも多いですよ。50代なら遅いくらい。40代から大人の敏感肌を感じる人がほとんどだから。
中込:これが敏感肌というものか~って初めてわかりました。仕事上いろいろな知識はあるはずなのに、いざ自分のこととなると、どうすればいいのかわからなくて(笑)。敏感肌の先輩に教えて欲しい!
敏感肌は年齢による変化にとても敏感
真皮で生まれる肌細胞は、年齢によって乱れるターンオーバーにより未熟なまま角層へと上がっていきます。すると、角層のバリア機能が低下することに。肌は乾燥や紫外線などの外部刺激だけではなく、年齢によっても敏感に傾くことになります。
小田:私は若い時から、困った時は敏感肌コスメに切り替えるようにしてきたんです。洗顔をし過ぎない、クリームで保護する、UVケアで肌を守るということも続けてきて。そうしてわかったのは、普段のスキンケアが合っていれば敏感症状が出にくいということ。
中込:最近は私も敏感肌コスメに切り替えることを始めましたけど、症状が収まると丈夫な肌だった時の感覚に戻っちゃう。くすみなどエイジング悩みの方が気になるので、どうしても肌を上げることに意識が向いてしまいます。
小田:敏感肌だと落ち着かせることが優先で、エイジングケアに積極的になれない人が多いんです。敏感ケアしながら、調子のいい時だけエイジングケア化粧品を使うとかね。でも、今はその両方を一度にできるコスメもあるから!
中込:私たち世代の肌はいつ敏感症状を起こすかわからない。赤みやかゆみが起こってから肌に合うコスメを探すのは大変です。試してみるのも躊躇しますしね。
小田:敏感に傾きにくい肌をキープするには、普段から角層のバリア機能を考えたケアをしておかないと。コスメはあらかじめ見つけておくことが本当に大切なんですよ。
敏感肌に寄り添うiniks(イニクス)から、「バリアエイジングケア※」をかなえる新シリーズが新発売。角層から肌の土台を整え、その上で乾燥やハリ不足などの年齢サインに積極アプローチする設計です。
みずみずしくまろやかな使用感で、乾燥小じわの目立たないふっくらしたハリつや肌へ。角層バリアケア(うるおいケア)とハリ弾力ケアをかなえる、敏感肌のためのこだわり処方です。
※年齢に応じたお手入れ
バリアエイジングケア※
3品に共通して配合されている「アドバンスバリアコンプレックス」は、整肌・保湿成分のヒメガマホエキス・甜茶エキス・ヒメフロウエキスを複合したもの。これにヒマワリオイルエキスやコラーゲン、ヒアルロン酸をプラスし、角層をうるおいで満たして健やかな肌に整えます。
※エイジングケア:年齢に応じたお手入れ
※角層バリアケア:角層のうるおいケア
※角層バリアをアクティブに:うるおいに満ちた健やかな状態
小田:iniksは以前から注目していました。皮膚の専門家の声を反映しているし、ほかにはない視点で製品作りをしているところが好きで。「アドバンスバリア」シリーズも、角層のバリア機能に着目したエイジングケア※は珍しい。和漢素材として知られるヒメガマホエキスと甜茶の組み合わせを採用したのもこのブランドらしいですね。
※年齢に応じたお手入れ
中込:使用感はどうですか? 肌へのやさしさと、エイジング悩みへのアプローチが気になります。
小田:ローションはトロミがあって、肌にのばしやすいの。うるおいに包まれる感じ。
中込:あっ本当だ。肌への浸透※もいいですね。ブースター効果もありそうです。
※角質層まで
小田:特におすすめなのは、このセラム! みずみずしくて気持ちのいいテクスチャーが敏感肌にはありがたいんです。
小田:濃密なうるおいが肌に溶け込んでいく感触。配合されているポリマーが肌表面に密着して、やわらかな膜でピタリと固定してくれるんです。
中込:なじませた瞬間からハリ感があるのはそのためなんですね。これは今すぐ顔につけたい!
小田:引き締め感がありますよね。エイジングケアコスメでありながら、重さがないところも好き。クリームもね、こってりしていないの。このさり気ない寄り添い方がいいんです。
中込:オイル分を高配合しているのに、感触が軽くてベタつかないですね。2つの高保水成分(ヒト型NMF※と吸着NMF※)配合で、角層の水分をキープしてくれるのも頼もしいです。
※天然保湿因子
小田:もちろん3品とも敏感肌をいたわる設計。使っていて肌への負担感がありません。
敏感肌を考えた“よりそい設計”
※すべての方にアレルギーや皮膚刺激がおきない、また、ニキビができないわけではありません。
中込:ほかにも「敏感肌ケアの心得」があったら教えてください。
小田:スキンケアをする時に“垂直”を意識すること。よく“やさしくなじませる”って言うけれど、肌に当てた手を縦横に動かしちゃダメなんです。両手で包んで、しばらくそのまま置くくらいでいいの。
中込:“やさしく”のレベルが違う! 私が肌に敏感症状が出るのは、心身が疲れている時。肌にはストレスケアも大切ですよね?
小田:私はスキンケアを“ながら”ではなく、集中してやるんです。それが癒しになっているし、マインドフルネスになるから。それと最近はテニスを始めて、それがストレス解消になっています。走って、汗をかくのが最高!
中込:わぁ楽しそう。元気な肌を保つには心と体の健康が大切。肌の不調はスキンケアに頼って、生活を思い切り楽しんでいきたいですね。
右)小田ユイコ(おだ ゆいこ)
美容ジャーナリスト。出版社の編集者を経て、美容ライターとして独立。集英社の美容誌「MAQUIA」に創刊から関わり、現在は多くの女性誌で美容・健康の特集を執筆するほか、美容コメンテーターとしても活躍中。
左)中込久理(なかごめ くり)
美容エディター。化粧品会社のPR担当を務めたのち、23年前より現職に。女性各誌・ウェブサイトで執筆やコメンテーターとして活動中。OurAgeで「キャピっとトキメキ美容レポ」を連載している。
(お問い合わせ先)マルホ 化粧品お客様窓口/0120・70・1292
撮影/横山翔平(t.cube) 取材・文/中込久理