この日訪れたのは、休館日の三菱一号館美術館を会場にしたパナソニック家電の体験会。
1階の「Café 1894」の一角には、こんなステキなディスプレイが用意されていました。テーマは “大人のご褒美家電” ! 今回は、この写真の中にある2つの家電がテーマです。
そろそろテレビの買い換え時!? 選ぶポイントは…
“ご褒美家電” の1つ目はテレビです。上の写真の右側に置いてあるのが「ビエラ 4K有機ELテレビ FZ950シリーズ」。この大画面で、壁やツタの葉、花びらも、まるで実際の景色のように繊細で鮮やかに映し出されています。
あまりにも美しくて本物の絵画のようですが、こちらも紛れもなくTV画面。この豊かな色彩、なめらかさの秘密は4Kと有機ELにあります。
12月から新4K衛星放送がスタートすることもあり、近頃にわかに注目が集まっている4Kとは、横に並ぶ画素数が約4000ということ。テレビの映像は、色や明るさの情報を持つ点「画素」が集まって構成されているので、画素数が多いほど繊細でキレイな表現になります。
4Kの登場により2Kとも呼ばれるようになった従来のフルハイビジョンは1920×1080画素。一方4Kは3840×2160画素なので密度は4倍に! 4倍のきめ細やかさで表現できるようになったわけです。上の写真にあるように、光に溶け込んでしまうようなブロンドヘア1本1本まで繊細に、また、字幕もクッキリと読みやすくなっています。
では、「有機EL」とは? バックライトで画面を光らせている液晶に対し、有機ELは画素1つ1つが発光して色を作っています。漆黒の表現が可能になったのが大きな特徴で、液晶のような光漏れが発生しません。例えるなら、周りが明るくて月や星の光がかすむ都会の星空と、周りが暗くて月や星がキレイに見える田舎の夜空。液晶と有機ELには、そんな違いがあったのです。
テレビの進化は、画素数や画面だけではありません。有機ELはバックライトがないので、液晶テレビより薄型でスッキリ。さらにここ10年でパナソニックのテレビはベゼル(テレビの枠)が細くなり、スタンドも小さくなって同じ大画面テレビでもコンパクトになっているんですって。
また、テレビの適性サイズは部屋の大きさではなく適視距離で決まるので、フルハイビジョンだとテレビの高さ×3倍の距離が必要ですが、4Kなら高さ×1.5倍でOK! 55Vの大画面でも、1mの距離があれば快適にキレイな映像を楽しむことが出来るのです。
ある調査によると、7〜10年でテレビを買い替えるという人が約7割と圧倒的に多い結果だったとか。アナログから地デジになって7年。この切り替えのタイミングでテレビを買った人は、まさに買い替えの時期かもしれませんよね。2020年の東京オリンピック・パラリンピックは4Kで放映される可能性大ですよ!
もうひとつの “ご褒美家電” は、次回ご紹介します。お楽しみに?