日々、細かな作業を要求されることが多い美容皮膚科医。目の健康のために、どんなことを実践しているのでしょうか?こだわりの美容法も併せて伺いました。今回は飛田砂織先生の目対策をご紹介します。
選び抜いたアイテムで効果を実感
飛田砂織さん
Saori Tobita
48歳 美容皮膚科・抗加齢医学
クリニックシュアー銀座
「目尻のシワが出やすいので、深くならないよう定期的にボトックス注射をしています。打つ場所と量さえ的確なら、仕上がりも自然になります」
眼精疲労と黄斑変性予防
のサプリメントを欠かさず
美容皮膚科医として、日々レーザー治療や光(IPL)治療を患者さんに施術していますが、治療中はゴーグルでしっかり目を防護するようにしています。眼精疲労の改善のためにとっているのはルテイン&アントシアニンのサプリメント。効果を実感していますし、加齢黄斑変性の予防にもいいので、毎日欠かさず摂取しています。
目まわりのたるみ防止には、近赤外線治療の「スキンタイト・アイ」(JOULEというマシンに搭載)を定期的に。ジェルをつけて行うもので、照射時間は両目で10分ほど。温かさを感じるだけで、痛みやダウンタイムはありません。メイクもすぐにできます。近赤外線治療を受けると、皮膚のハリを出すコラーゲンやエラスチンが新しく作られ、たるみやシワの原因となる不良のコラーゲンやエラスチンの分解を促進。その後の老化をスローダウンできます。
飛田先生が愛用しているアイケアアイテムは次のページで!
アイクリームとマスクで
目まわりをケア
皮膚のハリにはコラーゲンが欠かせませんが、このコラーゲンを束ねて立体的に形作るために重要な働きをするのがエラスチンです。私は目まわりのケアに、エラスチン繊維を増やす成分が配合されたアイクリーム「DRX EC アイクリーム」を愛用しています。クリニック専売品ですが、1本で2カ月もつのでかなりリーズナブルです。
メラニンが多発しやすい目元には、パックでの集中的な美白ケアを。「ナビジョン DR TAホワイトマスク」は、メラニン色素、黄くすみ、赤みに対処する成分と保湿成分が豊富に配合されており、小ジワの減少を実感できます。
同じシリーズで使用しているのが「ナビジョン DR メーククレンジングオイル」。こすらずにそっとアイメイクを落とします。洗い流したあとの肌がさっぱりしていて、化粧品によっては吹き出物が出てしまう私でもこれなら大丈夫。いずれもクリニック専売品です。
まつ毛美容液の「リバイタラッシュ アドバンス ジャパン」は、つけはじめて数週間でまつ毛が伸び、濃くなりました。以前別の商品で経験した色素沈着も起きません。色素沈着のリスクの少ない成分と、植物由来の美容成分、天然の保湿剤が配合されていて、安心して使えます。
1.ビタミンEを多く含み、細胞にダメージを与える過酸化脂質を抑制する効果のある紅花オイルと、スクワランを使用。肌に負担をかけずにクレンジングができる。ナビジョン DRメーククレンジングオイル(150㎖)¥2,500/クリニックシュアー銀座
2.ふたつの美白有効成分によりメラニン色素の生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ部分用の薬用美白マスク。ナビジョン DR TAホワイトマスク(60枚)¥10,000/クリニックシュアー銀座
3.1粒にルテイン15㎎、北欧産ビルベリーエキス125㎎を配合したサプリメント。ルテイン アントシアニン&アスタキサンチン(30粒)¥3,800/クリニックシュアー銀座
4.目元にハリを与える、エラスチンとコラーゲンに着目した濃厚なアイクリーム。DRX EC アイクリーム(24g)¥4,500/クリニックシュアー銀座
5.ビオチンやペプチドほかの成分がまつ毛の状態を整え、強化。センブリ&オタネニンジンほかの美容成分豊富な植物エキスがまつ毛を保護し、活力を与えるまつ毛美容液。リバイタラッシュ アドバンス ジャパン(2㎖)¥9,800/クリニックシュアー銀座
次回は渡邊千春先生の目まわり対策をご紹介します。
撮影/鈴木正美(studio orange) 取材・原文/上田恵子