スマイルが輝いている国の口もとケアは?
季節の変わり目、いかがお過ごしですか。
本格的な秋に向かうこの時期、口もとにどんなケアが必要か考えるのも良いタイミングです。
さて。皆様はこの夏のお休みは、どのように過ごされましたか。ご家族水入らずで、あるいは旅行に行き、改めて色々な見聞を深めて・・・などそれぞれ充実した時間を過ごしていらしたと思います。
私は少し遅めの夏休みをいただいて、今回も馴染みのあるオーストラリアに向かいリラックス。だけではなくて、あの開放的な笑顔の眩しいオーストラリア人のスマイルの秘密を探るべく、探求心満々の旅をしてきました。
と言っても、ルーツを・・・とかそんな大げさな事ではなく、オーストラリアはブリスベン。
地元の人気の優しい歯医者さんを突撃取材して、スマイルを支える口もとケアデンタル事情のお話を伺ってきました。
なぜ? オーストラリアの口もとに注目したのかって?
基本明るく陽気なオーストラリア人。略してオージーは良く笑い良くふざけ、そして良く眠る( ^ω^)・・・。ラテン系と言っても過言ではないかも(笑)。
で、私は個人的にこのオージースマイル☺が大好きで、たぶんそんな明るい笑顔に会いに、毎回飽きもせずオーストラリアに通ってしまっているみたいなんです。
彼らに会い笑顔を見ると元気になる自分がいます。ま、たぶん相性も良いのかもしれないですね。個人差ありますが。
ほほえみの国タイ☺も、あのほほえみに癒されて沢山の観光客が訪れるのと同じ感じではないかなと思います。
一見あまり細かいことを気にしない、何事にも頓着しなさそうなオージーなんですが、みんなで一緒に写真撮影したりすると、スマイルがそれぞれ決まっていて、しかも鮮やかに輝きスター並みに美しくてビックリするんです!
街を歩けば、歯の矯正治療をしているオージーの子供たちも普通にたくさんいるし、買い物をするべくショップに入れば、矯正治療のワイヤーを歯に付けてお仕事しているオージーショップスタッフも普通にいる。
知人の経営するショップでは、若いオージーガールのショップスタッフたちが競うように歯のホワイトニングをしていると聞いてます。
友人たちとも良く歯科の情報交換などしますが、オージーの親は子供の歯並びに関しては本当に皆熱心で、普通の家庭でも子供の歯の矯正治療を検討し、小学校から中学生になるとスタートに踏み切るケースが少なくありません。
自分たちの歯よりもお金をかけて子供の歯のケアに精を出すオージーママもいたりします。
スマイルが優しい☺トニー先生に聞いてみた! オーストラリアのデンタル事情
今回トニー先生に伺ったのは、オーストラリアの歯科の事情のなかでも気になる審美歯科について。その治療の内容とお値段についも、かなり図々しく聞いちゃった! 日本の歯医者おばさんは聞くよ^^(しかも、少し遅刻しちゃいました。トニー先生ごめんなさい。)
私の仕事は審美歯科の中でもホワイトニングというジャンルです。日本では、ホワイトニングは歯を薬剤で美白するくくりですが、オーストラリアでは、ホワイトニングとは歯を白くすること全般をまとめてホワイトニングとしています。つまり、歯を削ってセラミック治療にするのもホワイトニング。あちらのほうが、くくりが大きかった。
歯の美白をするホワイトニングの内容は、日本のクリニックと変わらずクリニックで行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うマウスピースを使ったホームホワイトニングのタイプ。トニー先生もホワイトニングを行います。気になるお値段はおよそ300ドルから500ドル。(オーストラリアドル)約3万円から5万円くらい。ここも日本とあまり変わりませんね。
歯並びの治療に関して伺ったところ、それは矯正の専門医に任せていて、トニー先生は主に虫歯治療やインプラント治療をメインにしているとのこと。矯正治療は特殊で時間もかかるので、認定医に委ねるケースが多いそうです。
オーストラリアといえば、矯正治療の中で使用する”カンガルーワイヤー”。オーストラリアンワイヤーともいわれてる、あの矯正治療に欠かせないワイヤーが有名です。私も自分の歯の矯正治療中にお世話になりました。
最近では、ワイヤレスな矯正治療を行うクリニックも増えてきています。
“インビザライン”というマウスピース矯正がそれです。日本でもインビザラインを行っている歯医者さんもいます。私のクリニックでは、”アソアライナー”というマウスピース矯正を行っています。
オーストラリアでのインビザラインのマウスピース矯正は世界各地で繰り広げられている方法です。インビザライン専用のシリコン印象で歯型を取り、レントゲン撮影をして歯科医の指示に従い、アライン社が3D治療シュミレーションを作り、マウスピースを一度に作って計画的に矯正治療を施す方法です。
一方アソアライナーはメイドインジャパン。歯の型を治療のステップごとに取り、マウスピースをその度に作成し、1か月で約1ミリずつ変化させながら調整を繰り返して歯並びを整えていきます。このメイドインジャパンのマウスピース矯正は同時に虫歯の治療やホワイトニングも行えて、日本では人気が出ています。が、個人差もありマウスピース矯正ができないケースがあります。
オーストラリア、日本、どちらも矯正治療においては個人の自費負担になります。日本はワイヤーの矯正費用は約100万円前後。オーストラリアでは5000から7000オーストラリアドル。約50万円から70万円くらいですね。アソアライナーにおいては月ごとに約5万円なり。これは日本のみですから、日本においては矯正治療が少しずつ身近に感じられる設定になってきているのかも知れません。
さて、今回トニー先生とお話してて興味深かったのは予防治療について。先生のクリニックは近隣に大学が立地していることから学生が沢山来ていて、虫歯で悩む学生のほとんどが海外から来ている留学生とのこと。オージーの若者は意外と健康で、半年に一度のチェックとかデンタルクリーニングに来る習慣が身についているとのことです。
これはひとえにオージーのご両親のデンタル教育の賜物か?
確かに私のオージー友人たちも歯のチェックなど小まめにしているし、歯医者のアポもきちんとしています。感心するくらいです。
トニー先生いわく。実際オーストラリアの歯科の費用の負担は全額自費治療です。日本のように健康保険などありません。最近では民間の保険会社がカバーに参入してますが、焼け石に水だそうです。ちなみに日本でするような一番簡単な治療でもオーストラリアでは500オーストラリアドル。約45000円ですね。歯石を取るだけでも100ドル。日本では健康保険でカバー出来ることがオーストラリアでは1万円かかります。
だから、やっぱり出来れば!
虫歯をつくって高い治療代を払うのか、虫歯のリスクを減らすべく歯並びを直したり、定期検査をきちんとしたりと、健康のベースを固めるのか。
たぶんそこにオージーならではの口もと作りのこだわりが見えてきます。
言っちゃえば高い治療代払うんなら、少しでも虫歯にならないようにしなくちゃーーー( ´艸`)
ですかねぇ(笑)
ほとんどが自費治療のオーストラリアは、歯を白くするホワイトニングも、削って詰める虫歯治療も、お値段はほぼ同じ。
スマイルに関しましては、オーストラリアが確実にお金がかかっているのかもしれません。
いつも輝くような明るく華やかなスマイルの裏側には、本当は多大な金額と時間が・・・!! そんなゴージャスなデンタル事情が今回の旅で垣間見れたような?気がいたしました。
何にしましても、☺スマイル。輝きをキープするって、お国柄それぞれ。
ですよねぇ☺
★石井さとこ先生のクリニックは、 ホワイトホワイト(恵比寿店、ルミネ新宿店、ルミネ有楽町店) http://whitewhite.jp/