すらり長身でかっこいいけど、お会いするとなぜかほっとしてしまう、物腰の柔らかさをお持ちの杉野先生。「病気を治すのが病院の医師の役割だったりするけど、予防医学として、食べ物や内臓のことも伝えていきたい」とクリニック外でもいろいろ活動なさってる先生には、ついついいろんなお話をお聞きたくなってしまう、くみくみです。そんな先生が体の内側から、キレイで健康でいるためにやってらっしゃること、ぜひ、見てくださいね!
内側からのアンチエイジング、基本は「腸」。
その機能と環境を整える、乳酸菌活用法
体の中が健康でないと治療効果は半減する
私は形成外科と美容外科を専門としています。これらの分野でも、体の外側と内側からのアンチエイジングを、切り離して考えることはできません。体の中が健康でないと、いくらよい治療を行っても、効果が半減してしまうことがあるからです。
体の内側からのケアのベースになるのは「腸」。栄養の取り込み口で、免疫の中心でもある腸の機能を高めることが重要であり、すべての基本になります。そのために欠かせないのは、腸内に乳酸菌を増やし、腸内環境を整えること。私自身も腸の不調を抱えているため、毎日乳酸菌生成エキスと、植物性乳酸菌カプセルを飲んでいます。これらを飲むようになってから、徐々に体調がよくなってきました。
それ以外にも女性に不足しがちな栄養素である、ヘム鉄、ビタミンB群、亜鉛、ビタミンEをサプリメントで補っています。
たるみ治療には痛みのない「ペレヴェ」を
一方、体の外側からのケアでは、自身のクリニックでも扱っている顔のたるみ治療「ペレヴェ」を2カ月に1度。施術者の手間がかかるため、導入しているクリニックは少ないのですが、痛みもなく気持ちがいいうえに、しっかりリフトアップできるのでおすすめです。たるみ治療は痛いと敬遠してきた方も、ぜひトライしてみてください。
そしてスキンケアで愛用しているのが、抗酸化成分に加え、アスタキサンチン、抗糖化機能にまで着目した美容液「ピクノブラン」です。これ一本ですむオールインワンタイプなので、時間のない朝にはとても便利です。
また、現在興味を持っているのがココナッツオイル。アルツハイマー病の予防にもなると、注目されているオイルです。食べる以外にも、かかとのか
さつきに塗り込むなどの使い方ができます。お風呂上がりにこのオイルを使うと、リゾート気分が味わえますよ。
撮影/板野賢治 ヘア&メイク/田中陽子(roraima) 取材・原文/上田恵子