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素敵女医のアンチエイジングメソッド ⑤ 岩本麻奈さん

今回は、パリと日本を行ったりきたりのジェットセッター素敵女医、麻奈先生です。

 

いつも、フランスの大人女性のすてきな生き方や考え方を語ってくださるので、そういう話をしていると、若作りするより、大人の女性として、味がある、潔いかっこよさを大切にしたいなあと思うくみくみでした!

 

では、そんな麻奈先生から、素敵に生きるヒントをたくさんいただいたので、ぜひ読んでみてくださいね!!

 

自身の価値をトータルに上げて。
年齢なりの美を目指す「大人の」女磨き

 

岩本麻奈先生

 

場所・水・肌の調子に合わせたスキンケアを

 

フランスで暮らす私の食生活は、基本肉食。質のよいものを少量ずつ食べています。もちろん野菜と果物も欠かさずに。トマトなど、赤い色素を持つものは抗酸化作用があるので、積極的にとりますね。無理なダイエットや運動はしませんが、あえて高価なドレスやスイムウエアを買い、それに似合う体型をキープするよう心がけています。

 

国によって環境が変わるので、スキンケアは場所・水・肌の調子に合わせてフレキシブルに。肌が荒れているときは、ワセリンのみの超シンプルケアにしています。よく利用するのが、水質のいいドイツやイタリアのスパ。なかでもスチームサウナには必ず入ります。肌がスベスべになりますよ。

 

また美術館や博物館、EXPO、オペラなどにまめに足を運んで、美しいものに触れる時間を確保。女性であることを楽しみ、トキメキが得られるアムール(愛)を大切にしています。

 

コスメの正しい知識を身につけて

 

フランス女性の肌は、日本女性よりも早く劣化します。でも、自分を美しく見せる立ち居振る舞い、大人の女性としての教養、エスプリの利いた会話術、アムールへの情熱など、トータルでの女磨きから生まれた輝きが、それ以上に魅力的に感じさせます。

 

ある60代のマダムは、「将来は南米に移住したい」と楽しそうにポルトガル語を習っていました。そのうえ「新しい恋人のために、乳房の形を整える手術を受けたのよ」とも。そういう貪欲さも、彼女たちを美しくしていると思います。
心のバランスを崩す勢いで見た目の若さにこだわる人も、何もせずに居直る人も、同じくらい残念。無理のない範囲で、年齢なりの美を目指した「大人の」女磨きをしていきたいものです。

 

今、日本では、雑誌やネット上に美容情報が氾濫しています。そこで美容に携わるプロはもちろん、一般のコスメユーザーにも正しい知識を身につけていただこうと、2011年に医師や化粧品業界の重鎮たちが「日本コスメティック協会」を立ち上げました。定期的にコスメマイスター試験を実施していますので、知識の再確認を兼ねて、ぜひトライしてみてください。

 

 

AROMAZONE内装AROMAZONEのカウンター

パリで人気のオーダーメイドコスメブティック&スパサロン「AROMAZONE」。「店内にあるiPadに自分の嗜好と肌タイプを入力していくと、その人に合ったオリジナルのレシピを出してくれます。指示に従って材料を買えば、手作りコスメが作れます」。

 

粉状美容液

フランスのエステサロン発信の、粉状の美容液。「肌につけた瞬間に液状に変わります。目尻やほうれい線など、気になる部分にそっとすり込むと、肌がふっくらと潤います」。プードル・プレシューズ4G ¥9,241/イノベイション

 

 

「日本コスメティック協会」表紙

岩本先生が代表理事を務める「日本コスメティック協会」のテキスト。サイトから購入可能 http://www.j-cosme.org/

 

 

撮影/吉田タイスケ 取材・原文/上田恵子

 

 

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