カオルンです。
①でお伝えした老眼の仕組みはわかりましたか?
40歳を過ぎれば誰にでも起こりうる目の老化症状、と言っても、何もしないで、耐えるのは嫌! そんなあなたに、②では、梶田先生に聞いた、今可能な、老眼治療法をお教えします。それぞれのメリットとデメリットについてもご紹介しますね。
さまざまな選択肢がある老眼治療。
メリットとデメリットは?
眼科医療は進歩が目覚ましく、今や老眼も手術ができる時代だといいます。
そこで今主流の手術を中心とする最新治療について、そのリスクや現状を梶田先生に教えてもらいました。
安易に飛びつかず、ライフスタイルに合うかを熟慮して!
メガネのいらない生活に魅力を感じて手術に踏みきる人も多いのがレーシック。最近は老眼にも対応しているけ
れど、実際のところは?
「見え方の質は遠近両用メガネのほうが断然優秀です。しかも手術をしたからといってメガネが一切不要になる人はほとんどいません。また、すでに近視レーシックを受けている方は老眼になったときメガネでの視力矯正が難しいのも事実。
どの治療法を選ぶにしても、自分の仕事や生活環境に本当に合っているのかを熟慮することが大切です。
その点、遠近両用のメガネやコンタクトレンズはいくらでも取り替えができて、リスクのないのが利点。乱視用の遠近両用コンタクトレンズも近い将来、日本でも発売されるはずです」
と梶田先生。
下に代表的な治療法のリスクなどをまとめたので参考にしてください。
メガネ・コンタクトレンズ以外の最新老眼治療
手術は多くのリスクを伴うため、慎重に決めたいもの。「万が一、手術がうまくいかないとなると、近くも遠くも見えない、メガネも合わない、という結果になることもあり得るので、やはり第一選択肢はメガネやコンタクトレンズをおすすめします」と梶田先生。
次回の③では、「老眼の進行を遅らせるための方法」をご紹介します。
きちんと知っておきたい老眼のこと ① は こちら
構成・原文/矢沢美香(STRIPE)