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素敵女医の乾燥対策⑦/アトピーを克服した慶田朋子先生の場合

前回は、宮澤優美子先生のケースをご紹介しました。今回は、小児期からのアトピーを克服し、現在は美しい肌を取り戻している慶田朋子先生です。食、コスメ、注射、マシンと、全方向から乾燥対策をしています。

 

 

 

アトピーを克服し、

徹底保湿で美肌をキープ中

慶田朋子さん Tomoko Keida

45歳 美容皮膚科 銀座ケイスキンクリニック

「肌質改善には針刺激と成長因子の作用で再生力を高める『ダーマペン』が有効」

 

 

良質な油や発酵食品など、
食生活にもこだわって

 

「小児期から24歳頃まで、ずっとアトピー性皮膚炎に悩まされていました。皮膚科入局後に薬剤塗布と保湿ケアでかなり改善したものの、顔と首、肘の内側に乾燥症状を繰り返す皮膚炎はなかなか治りませんでした。27歳頃から、顔とボディにケミカルピーリングを施術しはじめたところ、角層のバリア機能が改善。首以外の症状は出なくなりました」

 

と言うのは、今号より素敵女医メンバーに加わった慶田朋子先生です。肌の状態がよくなった現在も保湿には気を配っていて、「化粧水とボディクリームを脱衣所に置き、入浴後にすぐ塗る」「10月下旬から自宅とクリニックで加湿器を使用する」ことなどを習慣にしているそう。

 

「食生活にもこだわっています。まず保湿に欠かせないセラミドですが、その材料は油。油抜きは禁物ということで、チアシード、えごまなどのオメガ3系の油をとっています。腸内環境を整える発酵食品は、角層の水分保持にも役立つというエビデンスがあるので、ヨーグルト、納豆、ぬか漬け、味噌などを積極的に。また最近ではヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの経口摂取による皮膚の保湿効果が報告されているため、サプリメントでも補っています」

入浴時はアミノ酸系の「ミノン薬用保湿入浴剤」を使用し、肌の乾燥を防いでいる慶田先生。衣類も吸湿発熱合成繊維は避け、下着や寝間着は綿かシルク。寝具はダニを通さない帝人の素材を使ったリネンを使用するなど徹底しています。

 

「顔には37歳のときから年2回『極水光プラス』を打っています。肌がぷるぷるになりますよ。腟の緩み改善と将来の乾燥予防には、4カ月に一度、超音波の『ヴィーナスハイフ』を。引き締まるだけでなく、潤いもアップするのでおすすめです」

 

 

次ページで、慶田先生愛用の乾燥対策アイテムをご紹介します。

1 ファンケルのディープチャージコラーゲン。HTCコラーゲン、ビタミンC、バラつぼみエキスが配合された、飲みやすいパウダー状のコラーゲンです。

2 娘と一緒に愛用している、ナチュラルサイエンスのママ&キッズ ベビーミルキーローション。ポンプ式で使いやすく、無香料で刺激のないローションです。

3 アクセーヌのリセットウォッシュ。泡で出てくるアミノ酸系の洗顔料です。お風呂ではこれでボディも洗います。多糖類配合でつっぱりません。

4 Jコンテンツのフィトリフト クリーム。自然免疫を調整する作用があるという、きのこ由来のフィトエキスを配合したクリーム。

5 セラミド含有量の多いこんにゃく芋を原料とした、ダイセルのピュアセラミド。

6 目にしみずつっぱらない、ナビジョンDRのメーククレンジングオイル。マスカラまで優しく落とせて、洗い上がりはしっとり。

7 当院オリジナルのセラミドバリアクリーム。天然セラミドを主成分とする高機能保湿クリームです。水分保持力・抗炎症作用が高く、アトピー性皮膚炎、超乾燥肌の改善が期待できます。花粉症で肌が揺らぐ時季にもおすすめです

 

 

次回は、歯科医、眼科医、婦人科医の乾き対策をご紹介します。

 

撮影/横山翔平(t.cube) イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子

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