春です。ためらわず、笑ってみませんか?
季節が、冬から春へと移り変わっていきますね。季節の変わり目、体だけでなく、気持ちの変化もあります。
オトナになると、自分のことだけでなく、家族やパートナー、仕事仲間等の問題を抱えることも多いですよね。
最近、あまり笑ってない・・・。笑顔が少なくなった・・・。そんな声、実は、多いのです。
大人の笑えない事情、実は色々あるんです。
大人の虫歯は根が深い?
大人虫歯という、言葉を耳にしたことがありませんか?最近では、この言葉がちょこちょこと巷に登場しています。
歯の表面の虫歯と違って、歯の根元付近に出来る”根面う蝕(こんめんうしょく)”、
これが30代以降の成人に増加するので、大人虫歯と呼ばれたりしているのです。若い世代より、中高年世代に多く見られるのが、特徴ですね。
大人虫歯は、加齢や不適切なブラッシング、歯周病で下がってしまった歯肉から歯の根元が露出し、そこから虫歯になっていきます。
根元の部分は柔らかな象牙質なために進行が早く、さらに進行が進むと歯が折れてしまうリスクがあります。知覚過敏の症状が伴うので、飲食の際、不快感を感じることも。
また、この”根面う蝕”は、歯肉にも近い部分のために、見つけにくく、見つけても進行が進んでいて治療が困難になることも多いのです。対象者が、高齢のケースでは局所麻酔も使えず、治療が負担になってしまうケースも・・・。
若い世代と違って、治療が難しくなる大人虫歯は、実際に歯を失ってしまう原因になることも多く、根の深さを感じてしまいます。
大人虫歯は今、注目のワード。その予防は・・・
先日、ライオン株式会社で開催されたセミナーは、大人のための予防歯科セミナー。
大人といえば、歯周病!の風潮がありますが、さらに踏み込んだ大人虫歯のハイリスクや、歯科医院におけるプロケアと自分で行うセルフケアの充実をスライドとともにお話してくれてすごく参考になりました。
大人は、30代以降は歯周病感染率が8割、さらに、根の深い大人虫歯と、本当に笑えない・・・ことばかり。
ですが、口中の大事な構成要素、
歯の健康をしっかりとキープすることが大人の笑顔を増やすポイント。
歯の健康に努めるということは、毎日の歯磨きケアや、痛めた歯の早期発見や修復処置を施すことで、口内環境を清潔に保つということ。
環境が美しくなると、歯や口もとに自信が沸いてきますね。
「以前は歯にコンプレックスがあったり、虫歯を放置していたから、口もとを手で隠して笑ったり、笑顔が半笑いになっていたりしたけど、歯をキレイにしたら全開で笑えている自分がいます!」
という手紙を下さった患者さんもいらっしゃいます。
歯を見せるということは、自分を魅せることにつながります。
中々見えにくい、大人虫歯。小さな虫歯に見えても歯を失いかねない虫歯です。
小さな不調をキャッチすることで、笑顔も歯も失わずにすむのです。
なにせ、笑う、笑顔って、最高のアンチエイジングですから!
次回は、さらに笑顔をひろげるお話をします☺
大人だって、もっと素敵に笑えるようになる! そのためには!? 次回をお楽しみに!!
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★石井さとこ先生のクリニックは、 ホワイトホワイト(恵比寿店、ルミネ新宿店、ルミネ有楽町店)