目の病気・ケア編
[飛蚊症・アレルギー]
宮澤優美子さん Yumiko Miyazawa
55歳 眼科 表参道内科眼科
アレルギー症状に合わせて治療薬を使い分け
「現在気になる不調は、飛蚊症、ドライアイ、まぶしさを感じること、そしてアレルギー症状です。白内障初期症状のまぶしさには、メガネのレンズを選んで対応しています。また飛蚊症に関しては、網膜赤道部変性症という網膜の一部が弱い病態があるので、症状に変化が起きた際は網膜硝子体の専門医の診察を受けるつもりです」と宮澤先生。
飛蚊症とは、ものを見ているときに黒い虫のようなものや糸クズのような物体が動いて見える状態のこと。形や大きさはさまざまで、視線を動かすとそれに合わせて動く場合もあります。生理的なものと、目の病気が原因で起こるものがあり、生理的なものの場合は特に治療の必要はありません。ただし急に見える物体の数が増えた場合は、眼科医の診察を受けることをおすすめします。
ドライアイ専門医にすすめられて使うようになった、花王のめぐりズム 蒸気でホットアイマスク。ハーブの香りが心地よく、気に入っています
「アレルギー性結膜炎にはパタノール点眼液、アレルギー性眼瞼炎(がんけんえん)にはプレドニン眼軟膏(なんこう)を。アレルギー症状が強いときには、デザレックス内 服を追加します。ドライアイには、ティアバランス点眼液を使用しています。疲れて目が開けられないときは、市販のホットアイマスクを。ハーブの香りが心地よいですね。また、ドライアイ対策として、ルテインを3㎎配合した、わかもと製薬のオプティエイドDEを飲んでいます。またオプティエイドMLにはルテインが20㎎以上配合されているので、こちらもよいと思います」
1 アレルギー症状が強いときに、追加で内服するデザレックス。2 ドライアイ対策に飲んでいる、わかもと製薬のオプティエイドDE。乳酸菌WB2000に加え、ラクトフェリン、EPA・DHA、ルテイン、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などが配合されています。3 アレルギー性結膜炎には、パタノール点眼液。4 ドライアイには、ティアバランス点眼液。5 アレルギー性眼瞼炎には、プレドニン眼軟膏を塗っています
ジョンソン・エンド・ジョンソンのワンデー アキュビュー モイスト。遠方重視のゴルフやシュノーケリングなど、スポーツをする際に使用しています
イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子