美容皮膚科医・内科医である片桐衣理さんのサプリへの考え方は、
内科専門医ならではの観点があるようです。
必要な栄養素などは自分で見極める力を!
分子整合栄養学は当クリニックでは取り入れていません。
確かにデータが細かく出ますが、それに振り回されるよりも、
体調は自分自身で管理してメンテナンスできる感覚を養ってほしいと思っています。
当クリニックでももちろん、サプリメントは必要に応じて提案しますが、
あくまでその患者さんに本当に必要なものを。
内科専門医としては、その日の体調、最近の生活習慣を見直しつつ、
自分で必要なものを見分けられる力をつけるように指導しています。
私自身も、特に疲れているときに排出のサポートとして「α-リポ酸」、
食べすぎたときは、摂取した糖分やコレステロール吸収を抑制する
「カロリープロテクト」を。
頭を使いすぎて回転が悪いときは、「エグノリジンS*」を。
太ってきたと思ったときには「B BX*」、
紫外線ケアには「ヘリオケア*」をとっています
(*印は医師の診断が必要)。
サプリメントは特に飲む量と飲み方が大切。
マルチビタミンを飲んでいる場合、
他のサプリメントと成分がかぶっていないか確認を。
特に脂溶性ビタミンはオーバー摂取による
過剰反応が出ることがあるので注意が必要です。
同じ成分を重ねて飲んでいないか、必ずチェックしてください。
●毎日とっている栄養素
ビタミンC・タチオン・トランサミン(美白)、
ヘム鉄(疲労回復・睡眠障害・口まわりのニキビ)、
プロバイオティックス(腸内環境を整える・免疫力増進)、
αーリポ酸(美肌・疲労回復)、
フコキサンチン(美肌・脂肪燃焼・コラーゲン保護)
●片桐さんが飲んでいるサプリメント
1.体内にたまった不要な物質の排出をサポート。
α-リポ酸(60錠)¥4,000
2.海藻などに含まれるカロテノイドの仲間。ダイエットサポートに。
フコキサンチン(90錠)¥9,500
3.肥満を引き起こすストレスホルモンの分泌をコントロール。摂取カロリーを約50%カット。
BBX(30錠)¥13,000/すべて美人製造研究所(衣理クリニック表参道)
※BBXは医師の診断が必要です
撮影/ケビン・チャン〈物〉 取材・原文/山村浩子