飲むものに対して何らかのこだわりを持っている素敵女医たち。
アンケート結果によると、そのまま飲むのではなく独自にカスタマイズしていることが判明。
ひと手間でキレイに差がつく、とっておきの素材とはどのようなものなのでしょうか?
これで差がつく! ドリンクに+αして入れるもの
お茶や水、またはスムージーなどのジュース類。これらをそのまま飲むのではなく、
栄養価を高めるため、そして栄養の吸収をアップするために、別のものを
プラスしている人が目立ちました。特に多かったのはオイル。
体内で燃焼しやすく免疫力を上げると注目されているバージンココナッツオイル、
生活習慣病予防への効果が期待できるオメガ3系の亜麻仁油、えごま油(しそ油)
の人気が高いようです。もうひとつの注目株は、カカオやクコの実などの「スーパーフード」(栄養バランスに優れ、栄養価が高くローカロリーな食品)。
なかでも高タンパクのチアシードは、食物繊維が豊富で便秘解消にも効果的です。
これを入れるには医学的な理由が!
+αで入れるものは下のリストの結果に。
素敵女医が+αして入れているもの人気10種
●ココナッツオイル
●オリーブオイル
●ハーブ&スパイス類
●ごま、ナッツ類
●チアシード
●ビタミンC類
●亜麻仁油
●えごま油
●飲む酢
●はちみつ
それぞれのおもな効能について、杉野宏子先生に伺いました。
「えごま油はオメガ3脂肪酸が多く、体内の炎症を抑える効果があります。
ジュースに加えると、ビタミンAの吸収を助けてくれます。
ビタミンEが多いごまは末梢の血行をよくし、活性酸素を撃退する作用も。
ハーブ類やスパイスは、抗酸化作用と血行増進作用が期待できます。
また、しょうがを熱するとできるショウガオールには血管を広げ、血流をよくする効果があり、
冷え症対策には、しょうがを煮てから加えるのがおすすめです。
煮るときはコンソメや昆布だしなど入れるとおいしいですよ」
ここからは、素敵女医たちが実際に愛用している素材をご紹介!
飲む酢を低糖質のビールに
「『飲む酢・デザートビネガー・ふじ林檎』を、常温の水か
ぬるま湯に混ぜて飲んでいます。変わった飲み方として、低糖質のビールに
混ぜるとフルーツビールになり、味気なさがフォローできます」。
宮澤優美子さん Yumiko Miyazawa
51歳・眼科 表参道内科眼科
飲む酢・デザートビネガー・ふじ林
150㎖ ¥1,000/OSUYA GINZA渋谷店
オメガ3の亜麻仁油を生で
「スムージーに亜麻仁油やオリーブオイルを入れています。
ビタミンの吸収率をアップさせるためです」。
今野みどりさん Midori Konno
49歳・形成外科 M&Mスキンケアクリニック
亜麻仁油に豊富に含まれるα-リノレン酸は、青魚や大豆製品、
緑黄色野菜からもとれますが、含有量が少ないため、
生のオイルでとるのが効果的。
各種ナッツからオイル、ごままで
「毎朝のスムージーに入れることが多いのは、アーモンドやいりごま、
チアシードなど。オイルではえごま油と亜麻仁油。
両者は酸化しやすいので、なるべく早く使いきります。
ほかにエクストラバージンココナッツオイル、オリーブオイルも」
杉野宏子さん Hiroko Sugino
58歳・形成外科・美容外科・美容皮膚科 青山エルクリニック
ココナッツオイルで基礎代謝をアップ!
「ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は脂肪組織に蓄積されず、
ケトン体に分解され、中性脂肪を減らす効果が期待できるので摂取しています」。
柴田知里さん Chisato Shibata
47歳・予防歯科 健康サポートステーション「GRACE」
BS1st有機エキストラバージンココナッツオイル
500㎖ ¥1,600/ブラウンシュガーファースト
高い抗菌作用のマヌカハニー
「風邪のとき『マヌカハニーUMF15+』を飲み物に入れて。マヌカハニーは
抗菌作用が高いはちみつ。体力低下時に最高の仕事をしてくれます」。
石井さとこさん Satoko Ishii
53歳・審美歯科 ホワイトホワイト・ルミネ新宿店
マヌカハニーUMF15+
250g¥5,600/コンビタジャパン
撮影/鈴木正美(studio orange) 重枝龍明(studio orange)
スムージーオブジェデザイン/大垣友紀惠
取材・文/上田恵子