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更年期の乗りきり方⑨/まのえいこさん(皮膚科)<後編>

更年期で、体の不調だけでなく精神症状にも苦しんだまの先生。

HRTが症状改善の救世主だったと語ります。

 

 

素敵女医 まの先生 顔写真

まのえいこさん  Eiko Mano

61歳・皮膚科

マノメディカルクリニック

 

 

まの先生の経緯

 

●47歳頃 ドライアイになる。コンタクトレンズをやめ、レーシック手術をすることで解決。

●50歳 疲れが取れなくなり、成長ホルモンを注射するも効果なし。

●51歳 起床時、歩き始め5分ほどの足裏の痛み、頭重感や声枯れ、リウマチのような手指の痛み、

片頭痛、過呼吸、呼吸がしにくい、異常な冷えと寒気、股関節が硬くなりロボットのような動きになるなど、体の不調が次々に現れる。

その後、味覚障害、抑うつ状態、不安感といった精神症状に発展。

●52歳 自分を取り戻す!

 

 

絶不調の真っ最中、HRTが救世主に

 

まの先生は、「自分が自分でなくなる」更年期を経験し、

HRTが最小の経費で最大の効果を発揮する手段であることを

実感したと振り返ります。

 

「私の場合、ホットフラッシュなどの一般的な症状がなかったため、

更年期症状と気づくのが遅く、

サプリメントや精神科の薬などに多額のお金を使ってしまいました。

HRTは、足りなくなった女性ホルモンを少し足すだけ。

定期的に検査を受けながら使えば、

低用量ピルよりさらに少ない量のホルモンで

劇的にQOLを上げられる、

安全でありがたい治療法だと思います」

 

 

素敵女医 まの先生 香水

まの先生がコレクションしている、香水やオーデコロンの数々。

「気持ちが落ち込んだときは、好きな香りを身にまとって気分を上げていました。

ディープな香りは頭が痛くなるので、

爽やかなフローラル系を選んで。

お気に入りはミス ディオールです」

 

 

素敵女医 まの先生 花

もうひとつ、気持ちを晴れやかにするために役立ったのが花を飾ること。

「パステル系の花に癒されました。

紫っぽいデルフィニウムも大好き」

 

 

撮影/小松勇二 富士 晃〈花〉 取材・原文/上田恵子

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