呼吸から腸から唾液から――。免疫力をアップさせる方法はまだまだあります! 今回は素敵女医の皆さんがこだわる免疫力アップの方法を2回に分けてご紹介します。
まだまだある! 素敵女医的免疫を上げる方法
これまで紹介した以外にも、免疫力アップに関してはさまざまなキーワードが登場しました。例えばアロマオイル。呼吸器への作用を期待してクリニックで活用している人、安眠のため寝室に香らせている人などがいました。また栄養価の高さに加え、生活習慣病を予防する効果があるとして話題の"ヘンプオイル(麻の実の油)"を、いち早く食生活に取り入れている女医もいます。
ほかに酵素の重要性を挙げる人も。「毎日300gの野菜と300gの旬の果物を欠かさず食べ、しっかり酵素をとっています。ほかにミネラル、海藻、根菜類も意識して。オリーブオイルはサラダやパンと一緒に食べます。お酒とタバコは口にしません」(眼科・杉本由佳先生)
呼吸力
稲葉貴子さん
53歳・内科・循環器科・小児科 林医院
「インフルエンザの流行期などは特に、呼吸器の免疫力アップへの効果を期待して、診察室でも患者さんのためにアロマオイルを香らせています。免疫力を高めて咳や喘息を抑えるといわれるサイプレス、同じく呼吸器系に働きかけ、殺菌力もあるとされるユーカリをはじめ、いろいろ使います」。
ドクターヴァルネ精油各¥3,100~/インターブレイン
血管力
赤須玲子さん
56歳・皮膚科・美容皮膚科 赤須医院
「加齢や活性酸素の影響で傷ついた毛細血管を元気にするサプリメントを、毎晩1錠服用しています。免疫力をアップさせるパイナップル抽出物も含まれており、肌のくすみが解消して透明感が上がった実感があります」。
ホワイトエクスペリエンス(30日分)¥9,800/赤須医院
腸 力
水野寿子さん
52歳・皮膚科・形成外科 旭川皮フ形成外科クリニック
「今ハマっているのはフコイダン(昆布などのヌルヌル成分)です。免疫力を強化するほか、がん抑制効果などがあるといわれています。地元・北海道のがごめ昆布は納豆に入れて、真昆布はだしや常備菜にしていただきます」。
函館沖最高級昆布 3種お試しセット¥1,500/ここさち
唾液力
石井さとこさん
54歳・審美歯科 ホワイト ホワイト
「唾液の中には分泌型グロブリンという、外界からのウイルスや細菌から体を守る免疫物質が含まれています。よく嚙むほど良質な中和性のある唾液になり、健康になります。また、サラサラした状態の唾液には中和力があります。においもなく、高い保湿性で歯や口中を守る力があります。この機器は唾液がサラサラか、ネバネバかを調べるもの。検査で、ご自身の唾液の状態を知ることできます」
次回も「素敵女医がこだわる免疫力アップに重要な『キーワード』」の2回目をご紹介します。お楽しみに。
撮影/ケビン・チャン
スタイリスト/森ゆう子
取材・原文/上田恵子