美腸ケア7
長年の超ガンコな便秘と決別!
大腸内視鏡医が考案!
「ねじれ腸マッサージ」
何をやっても改善しない超ガンコな便秘なら、ねじれ腸の可能性大。
ここでは、そんな便秘を改善できるの「ねじれ腸マッサージ」をご紹介します。
短時間、腸を揺らすだけで長年の便秘が改善!
今回はまず、正常な腸とねじれ腸の違い、マッサージ前後の腸の変化について、水上先生に教えていただきます。
3つのマッサージにトライ!
効いたらそこがねじれてる?!
【美腸ケア3:タイプに合った“腸活”で効率よく若返る!②】でも紹介した、ねじれ腸状態の人は実はかなり多いとか。
「日本人で解剖図通りの形の腸の人は全体の2割程度。残りの8割は腸が複雑に折れ曲がったねじれ腸です。生まれつきの場合が多いですが、特に女性は出産をするため骨盤が広く、横行結腸やS状結腸が下垂しやすいのでそこがねじれやすいのです」
ねじれ腸になると超ガンコな便秘に。
「腸がねじれるとその部分が狭くなって便が通りにくくなるので、食物繊維をとったり、薬を飲んだりしても治らないガンコな便秘になりやすく、腹痛も起きやすくなります」
この改善に効果的なのが水上先生考案の「ねじれ腸マッサージ」。
「特にねじれやすい部分は、左腹部の下行結腸、下腹部のS状結腸、左上腹部の横行結腸と下行結腸のつなぎ目の3つ。ここを指でトントンとたたいたり、揺らすようにマッサージします。横行結腸と下行結腸のつなぎ目は、肋骨の下にあって押せないので体を左右にひねって刺激します。
これらにより一時的にねじれが緩み、便が動いて便秘が改善するのです。起床後と就寝前に行うと効果的。1分でできるので毎日継続を」
※腹部疾患がある人や腰が悪い人、妊娠中の人は主治医と相談して行ってください。
次回からは具体的な「ねじれ腸マッサージ」の方法をご紹介していきます。
まず次回は、STEP-1【左腹部の下行結腸の歪みに効果的なマッサージ】をご紹介します。
撮影/有人〈水上先生〉 スタイリスト/井川翔子 イラスト/内藤しなこ
構成・原文/和田美穂