いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。
前回お知らせした、根来教授が世界に先駆け開発した自律神経測定器についてご紹介しますよ。今日は、特別に実機を持ってきていただいています!
根来 みなさん、ご機嫌いかがですか。根来秀行です。じゃ、早速ですが、
はいこれ、「ヘルスパッチ」といいます。
いし わ、ちっちゃい!
根来 ウェアラブルセンサーです。
いし 最近話題の身につけられる小さなコンピュータのことですね。でも、こんな簡単な装置で本当に測れるの??
根来 いしまるこさん、試してみます?
いし もちのろんです! (早速、装着。ペタリ。)
ん、思ったほど違和感もなくて、つけていることを忘れてしまいそうですね。
根来 はい。スマホやパソコンにデータを飛ばし遠隔操作が可能です。
いしまるこさんのスマホにデータをとばしてみましょう。
いし おおーっ。心電図や心拍数のグラフが出てるっ。
根来 センサーが読み取ったデータを、スマホやパソコン上で一目瞭然に理解できるように視覚化しました。心拍の揺らぎから、交感神経と副交感神経のバランスのみならず、自律神経のトータルパワーも精密に計算するんですよ。
いし トータルパワーもわかるなんてすごいなあ〜。あっ、体温や活動量、姿勢などもリアルタイムにわかるんですね。
うわ〜、おもしろいー!
根来 すでに、メジャーリーガーや日本のプロ野球選手、ラグビー、サッカーなどプロのアスリートを中心に試験的に使用しています。たとえば試合前や試合中のデータを分析して、イメージトレーニングや僕の考案した腹式呼吸を実施してもらうことで自律神経を操り、本番にベストな状態にもっていく。実際に、いい結果が得られているんですよ。
いし 自律神経を管理することで、健康管理だけでなく、能力をより伸ばして、十二分に力を発揮できるようにすることもできるわけですね。
ヘルスパッチ、ほしいー!
次ページではさらに根来教授が開発した、世界初のアイテムが登場!!
根来 日本では、2015年11月20日よりオムロンヘルスケアから研究機関向けに発売しています。一般の人向けには、アプリを開発しているんですよ。
いし 自律神経測定アプリ! またまた世界初ですか!?
根来 そうですね。
いし 根来教授、すごすぎますー!
根来 ヘルスパッチほどの精度はないんですけど、センサーを装着する必要がなくて、スマホだけで完結するんですよ。「バイタルテラス」というアプリで、もう、ほぼぼできているんですけど、やってみます?
いし オブコース! !
根来 こんなふうに、スマホのカメラレンズに指先を当てて、静脈の色の変化から脈拍を読み取って、自律神経を計測するんです。
いし 操作が簡単で素晴らしい! ふんふん、バイタルテラスも心拍の揺らぎが目に見えてわかるんですね。
いし あ、ストレス度がでてきましたよ! 「貴方はややリラックスしています」だって。
根来 交感神経と副交感神経のバランスからストレス度を計算するんですよ。自律神経のトータルパワーもわかりますよ。いしまるこさんの場合、ちょっとだけパワーが落ちてるけど、睡眠時間は足りてますか?
いし ドキッ! 確かに、ちょっと寝不足なんですよ。いやー、このアプリで自分の自律神経の状態を把握していけたら、
生活習慣を見直すモチベーションもUPしそうですね。バイタルテラス、ほしいほしい!
根来 年内には市販化する予定なので楽しみにしていてください。
いし 期待してます!
根来 それではみなさん、今日も素敵な1日を!
取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男