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健康で美しい体は、タンパク質で作られる!①

杉野宏子

杉野宏子

美容外科・美容皮膚科の「青山エルクリニック」院長。(社)日本形成外科学会専門医。(社)日本アンチエイジングフード協会理事。サーマクール専門医、ペレヴェトレーニングドクター。体の内側のコンディションを整えながら、美しさを導くことをモットーとし、最新の美容治療マシンや各種先端治療を取り入れている。

 

ムック『MyAge』で、アラフィフ世代の素敵な女医が美しく健康でいるための秘訣を伝授する「S-Joy~素敵女医~」シリーズの第1回からのメンバー。

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MyAge 本誌にて好評連載中の「S-Joy~素敵女医~」シリーズ、連載第一回からご協力いただいる、「青山エルクリニック」杉野宏子院長。『MyAge 2016 春号』の「素敵女医的『免疫力』を確実に上げる方法」にも登場されています。OurAgeでも先生に連載コラムを依頼、今回は、たんぱく質のはたらきについて解説していただいています。

 

 

こんにちは、杉野宏子です。

今回は、タンパク質についてお話したいと思います。

 

 

タンパク質は人間が生きていくうえで、もっとも重要な栄養素のひとつです。筋肉、臓器、骨、血液、皮膚、髪の毛、爪など、肉体をつくる主要な成分であり、エネルギー源としても使われるなど、生きていくうえで欠かせない多くの成分の元になるのがタンパク質です。

 

人間の筋肉や臓器をきちんと機能させるには、いろいろな酵素やホルモンが必要になります。それら酵素やホルモンもタンパク質からできていますし、細胞の核やDNA、さらに病気やウイルスから体を守る免疫細胞もタンパク質でできています。また、骨や皮膚を構成するコラーゲン、髪の主成分であるケラチン、血糖値を下げるインスリンなども同様です。

 

 

男性の体の16〜18%、女性の体の14〜16%を占めているタンパク質。その材料の中には、体の中でつくることができない必須アミノ酸があります。そのため私たちは毎日、食べ物から質のいいタンパク質を摂らなくてはならないのです。特に女性は不足しがちだと言われているので、日々の食事でしっかり摂取するよう心がけましょう。

 

タンパク質を多く含む主な食べ物には、下記のようなものがあります。

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・肉類(牛、豚、鶏など)

・魚介類(魚、貝など)

・卵類

・大豆&大豆製品(大豆、豆腐、納豆など)

・牛乳&乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)

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タンパク質は、動物性と植物性の2種類に分けられます。乳製品、肉や魚、卵などに含まれるのは動物性タンパク質で、豆類、穀物類、野菜などに含まれているのが植物性タンパク質になります。

 

 

動物性タンパク質と植物性タンパク質には、1つ大きな違いがあります。それは必須アミノ酸のバランスです。

次回はこの「アミノ酸」についてお伝えします。

 

 

 

杉野先生のアンチエイジングジュースのレシピは、次ページに!

◆杉野先生おすすめのアンチエイジングジュース

 

<かぼちゃのホットスムージー>

1

 

材料2人前

かぼちゃ      80g

牛乳         100ml

チアシード     大さじ1

炒りごま     大さじ1

オリーブオイル  大さじ1

バター      大さじ1

スープの素    1個

お湯       150ml

 

かぼちゃは電子レンジでふかしておきます。

ミキサーに材料を入れ、回します。牛乳は軽くあたためておくか、冷たくても可。
撹拌することでチアシードやゴマの殻が壊され、中の栄養が吸収しやすくなります。

バターは長鎖脂肪酸でゆっくり分解されるので、お昼まで空腹知らずでいられます。

 

 

<リンゴと大根、小松菜のジュース>

3

材料2人前

リンゴ    100g

大根     100g

セロリ    1本

小松菜    2株

エゴマ油   大さじ1

水      150ml

ターメリック、シナモン、クローブ 各少々

 

アブラナ科の野菜である大根や小松菜。

これらにはガンの予防効果がもっとも期待できる物質と言われる、イソチオシアネートというフィトケミカルが多く含まれています。

アンチエイジング・フードで、ガンになりにくい身体を作りましょう。

 

 

 

写真/杉野宏子 取材・文/上田恵子

 

 

 

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