素敵女医はこう考える
デリケートゾーンの悩み 最新ケア
人には言えない腟の悩み。
かゆみや性交疼痛の問題など、安全に解決する方法、あります!
更年期以降に多い腟の悩みには、
腟レーザーという選択も
出産を経験した人に起こりやすい腟の緩み、尿道周囲の靱帯や筋肉の緩みによる尿失禁、閉経後に起こりがちな腟萎縮症(潤い不足、性交疼痛、性交時の出血などの症状がある)など、OurAge世代でデリケートゾーンの悩みを抱える人は少なくありません。
それ以外に、腫れやかゆみ、灼熱感、においなどを気にする人もいます。エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量の低下も関係しているため、ホルモン補充療法などの対策が取られてきましたが、最近ではマシンを使った治療法も登場。痛みや副作用のリスクの低さから注目されています。
ここでは、最新のデリケートゾーン・エイジングケアについて、4人の女医に聞きました。
今回は、高周波を照射して外陰部や膣内の血行を促進するマシンによるケアと、レーザー照射による女性器トリートメントをご紹介します。
高周波で腟を引き締めて、尿もれを解消・改善。
腟内環境の正常化が望め、感度も高まる
「高周波を照射し、その熱作用で外陰部や腟内の血行を促進する『サーミバー』。腟内環境を整え、コラーゲンの増殖や生成を促します。直径1㎝程度のスティック状のチップで、女性器と腟をなでながら、ぽかぽかと温かい高周波を当てるだけ。施術時間は約30分でダウンタイムもありません」。トライアル¥80,000〜
小村十樹子さん
レーザー照射でコラーゲンを生成し、
腟内部の若返りを図る女性器トリートメント
入院がいらない最新の女性器治療用レーザー「MCL31」。1回の施術でも効果あり。効果の持続時間は、およそ1年から2年。1回¥150,000
「咳やくしゃみによる尿もれは、骨盤底筋の緩みから起きます。このレーザーは、水分に吸収されたあとで熱に変換。照射部分が収縮、再生され、腟の引き締め、腟の乾燥改善、湿潤環境改善につながります。ダメージが少ないので、効果のある治療が可能となります。施術時間は約20分です」
住吉周子さん
【What’s S-Joy?】
S-Joyとは、素敵女医(SUTEKI JOI)からのネーミング。Over-45のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師たちに、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授してもらうシリーズです。美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、幅広い科の先生方の専門知識を生かしたアドバイスや、ご本人が実践していることをお伝えします。
次回は、閉経後に効果を発揮する炭酸ガスレーザーマシンと、安全に痛みなくできるデリケートゾーンのケアについてご紹介します。
撮影/ケビン・チャン 取材・原文/上田恵子