「味噌の医者いらず」といわれるほど、味噌は栄養価が豊富。調味料という存在を超えた健康食品です。
がんや脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクを下げ、老化防止にも効果的。
熟成期間が長いものほど旨味も強く、抗酸化力が期待できます。お肌のみずみずしさをキープする力も。
「味つけというより旨味調味料として使って。煮立たせると風味が損なわれるので、最後に加えるのがコツです」
根菜のラタトゥイユ 味噌とバジルの香り
味噌のコクが根菜の風味を引き立てる
材料(4人分)
ビーツ……½個
ごぼう……1本
れんこん……大1節
さつまいも……小1本
にんにく……6片
オリーブオイル……½カップ
ブラックオリーブ……10粒
トマトソース[トマト水煮……1缶 バター……大さじ3強 にんにく……2片 エシャロット……120g 赤唐辛子……1本 水……2カップ 黒糖……小さじ1]
味噌・水……各½カップ
塩・黒こしょう……各適量
作り方
1 野菜は皮ごとひと口大に切り、水にさらす。にんにくはつぶす。
2 トマトソースを作る。にんにくとエシャロットをみじん切りにする。鍋にバターとにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったらエシャロットを5分ほど炒め、種を取った赤唐辛子を割り入れる。トマトの水煮をつぶしながら入れ、水、黒糖を加えて少し煮込む。
3 フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて中火にかけ、ビーツ、ごぼう、れんこんを順に加えながら、串が通るまでじっくり炒め、塩を軽くふり、②の鍋に移す。ブラックオリーブも加えて煮込む。
4 ③のフライパンでさつまいもを炒め、鍋に加える。煮詰まったら水(分量外)を適宜加えながら、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
5 味噌を水で溶いて加え、火を止めて室温に冷ます。食べる直前に温め、黒こしょうをひき、好みでバジルを添える。
撮影/三木麻奈 料理/酒井美香 スタイリスト/大畑純子 構成・原文/北村美香