毎日大さじ1のお酢をとれば、健康に効果あり! とはいえ、飲むのは苦手、お酢を使うレシピもそんなにたくさんないし…。いえいえ、いつもの料理にプラスするだけでいいんです! と、料理家の大庭英子さんがおなじみの料理に酢をプラスして、さっぱりとした豚の酢しょうが焼きを提案してくれました。
今回のレシピを教えてくださったのは・・・
身近な材料と調味料で作る、簡単でおいしい料理に定評がある。和・洋・中・エスニックと、レパートリーは幅広く、どれも自然体のおいしさ。雑誌・新聞・広告と活躍の場も広く、あらゆる年齢層から支持を得ている。著書多数
いつものレシピにプラス酢で
おいしさも健康効果もアップ!
体によいお酢。毎日とれば健康効果が持続しますが、毎日の食卓にお酢を使うのはちょっと難しい…。でも、「もっと気軽に、いつもの料理にプラスすれば大丈夫!」と大庭英子さん。
「例えば豚のしょうが焼きや角煮、鶏の煮物などにも、お酢をたっぷり加えてみて。火が入ればお酢の酸味もやわらぎ、ツンとした香りはなくなります」
加熱したら栄養価が減少してしまうのでは、との心配も。お酢博士の小泉幸道先生は「お酢は118℃が沸点ですから、ひと煮立ちでは栄養価に影響はありません。ただ、強火でグツグツ煮込むより、弱めの火でじんわり煮込むほうがいいでしょう」と言います。
炒飯やそうめん、納豆にもプラス酢。毎日できる酢使いのワザをぜひ!
酢の効果で柔らかく、さっぱり!
豚の酢しょうが焼き
●材料(2人分)
- 豚ロース肉(しょうが焼き用)…8枚(約250g)
- 片栗粉…適量
- しょうが(すりおろす)…大さじ1/2
- キャベツ…200g
- 植物油…大さじ1
A
- 酒…大さじ2
- みりん…大さじ2
- 砂糖…小さじ2
- しょうゆ…大さじ2
- 酢…大さじ3
●作り方
- 1.キャベツはせん切りにして冷水にさらし、ザルに上げて水気をきる。
- 2.ボウルにAを合わせて混ぜておく。
- 3.豚肉はまな板に広げて筋を切り、片栗粉をまぶす。
- 4.フライパンに油を熱し、豚肉を強めの中火で両面を色よく焼きつける。
- 5.火を弱め、A、しょうがを加えて、フライパンを揺すりながら混ぜてからめる。器に盛り、キャベツを添える。
撮影/竹内章雄 レシピ・料理/大庭英子 スタイリスト/大畑純子 構成・原文/北村美香