毎日大さじ1のお酢をとれば、健康に効果あり! 保存のきく常備菜にお酢を使えば、手軽に毎日でも食べられる!と、料理家の大庭英子さん。お酢の漂白作用でもやしが真っ白に仕上がった酢きんぴらと、オクラ以外にもいろいろな野菜に使えて便利な酢味噌あえを提案してくれました。
今回のレシピを教えてくださったのは・・・
身近な材料と調味料で作る、簡単でおいしい料理に定評がある。和・洋・中・エスニックと、レパートリーは幅広く、どれも自然体のおいしさ。雑誌・新聞・広告と活躍の場も広く、あらゆる年齢層から支持を得ている。著書多数
お酢の殺菌効果を利用して
おかずの作りおきも
健康効果のためには毎日とりたいお酢。とはいえ、実際には毎日、お酢入りの料理を考えるのも大変です。
「お酢を加えると保存性が高まりますから、お酢を使った小さなおかずを常備菜にするのはいかがでしょう」
と大庭さん。お酢には、食べ物の防腐・殺菌効果があります。魚をお酢でしめたり、すし飯に酢を使うのは、こうした働きを利用したもの。野菜のおかずも、お酢を使うことで保存性が高まります。
例えばもやしの酢きんぴら。お酢の漂白作用で、もやしが真っ白に仕上がります。火を通すと色が飛んでしまいがちななすやみょうがも、発色がよくなってきれいに仕上がるという効果も。
「ご紹介する酢味噌あえは、オクラ以外にも、玉ねぎのスライス、ゆでたきのこ類、皮目だけ焼いたピーマンなどでも。ごま酢は、ゆでたれんこん、さやいんげん、きのこ類にも合います」
アレンジ自在な小さな常備菜で、バランスのよい食事を楽しんで。
もやしの火入れはさっと!
もやしの酢きんぴら
●材料(2人分)
- もやし…1袋(250g)
- ごま油…大さじ1
- 酢…大さじ2
- 白いりごま…少々
- 塩…小さじ1/3
- こしょう…少々
●作り方
- 1.もやしはひげ根を取って水で洗い、水気をよくきる。
- 2.フライパンにごま油を熱し、もやしを入れて強火でさっと炒める。酢をふり、塩、こしょうで味を調えて器に盛り、ごまをふる。
いろいろな野菜に使えます
オクラの酢味噌あえ
●材料(2人分)
- オクラ…1袋
- 塩…小さじ1
- 味噌…大さじ2
- 砂糖…大さじ1〜1 1/2
- 酢…大さじ2
●作り方
- 1.ボウルに味噌を入れて砂糖を加えて混ぜ、酢で溶きのばし、あえ衣を作る。
- 2.オクラはガクを切り、塩を手でもみ込み、熱湯で1分ほどゆでて冷水にとる。ザルに上げて水気を拭く。
- 3.②を斜め半分に切り、①の酢味噌に入れてあえ、器に盛る。
撮影/竹内章雄 レシピ・料理/大庭英子 スタイリスト/大畑純子 構成・原文/北村美香