今日ご紹介するのは、旬の新玉ねぎたっぷりで、すっきりした味わいの“さっと煮”です。ブイヨンなどを入れてじっくり煮込むイメージがあるかもしれませんが、フライパン一つでささっと作ります。
新玉ねぎたっぷりビーフストロガノフ
ビーフストロガノフは、その名の通り、牛肉のストロガノフ風。ロシアの貴族であるストロガノフ家から名付けられたそう。ただ、このストロガノフさんが歴代当主の中のだれなのか?なぜこの料理が生まれたのか?はロシアでも諸説あるのだとか。中でも、もうステーキが噛み切れなくなった主人のために、細かく切っても牛肉の風味を損なわないように考えられた、という説が私は好きです。そう、牛肉の風味は残しつつ、味わいたい!
今日の“さっと煮”ビーフストロガノフは、牛肉とトマトのうま味、そして玉ねぎの甘味に、かくし味の味噌でコクをプラスすればOK。新玉ねぎなので短時間で辛みも臭みもなく美味しく仕上がります。家族のごちそうランチにもおすすめ。
ご存知玉ねぎには、血液サラサラ効果がありますが、実はトマトに含まれる「ルチン」にもビタミンEとともに血液をサラサラにする効果があると言われています。水煮缶(パック)でも大丈夫? と私も思っていましたが、基本的な栄養価はトマトとイコールだと考えてよいそう。トマトと言えば、リコピン。強力な抗酸化作用は私たち世代の強い味方です。水煮缶(パック)を選ぶときには食塩が含まれていないものを。最近は紙パック入りのものもあって、ほんと、助かりますよね。
作り置きもおすすめです。
材料( 4人分)
牛肉しゃぶしゃぶ用または切り落とし 250g
新玉ねぎ 1個
にんにく 1かけ(お好みで)
まいたけ(しめじでも)1パック 100g
酒 大さじ2
*トマト(カット)缶(パックでも) 1缶(400g)
*味噌 大さじ2
*塩 小さじ1
植物油 小さじ1
バター 10g
パセリ 適宜
作り方
1.玉ねぎはくし形の薄切りにする。ニンニクはみじん切りにする。舞茸は子房に分ける。
2.フライパンに植物油をひき、冷たいうちから玉ねぎとニンニクを入れてじんわり炒める。しんなりしてきたら、舞茸と酒を入れ蓋をして3,4分蒸し煮する。全体のカサが3割方へって、しんなりする。
3.牛肉は大きければ3,4センチに切る。2に*を加えて味噌をほぐしながら溶くようにまぜ、上に牛肉をのせて、蓋をする。ふつふつと沸いてきたらざっくりまぜ、バターを入れ全体に絡めたらできあがり。
※ごはんに添えて盛り付け、好みでパセリを散らしても。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!