春を告げる野菜「四川アーサイ(児菜)」と出会いました!
新しい野菜との出会いは楽しいもの。みなさん、「四川アーサイ」と呼ばれる野菜をご存じでしょうか?
アーサイは漢字では「児菜」と書くようで、名前が示すとおり、菜っ葉の子ども。大きな株からたくさん出てくる脇芽ということで、別名「子持ち高菜」とも言われています。
また、アーサイはアブラナの一種で、からし菜の変種とされています。平成19年に市場での販売が始まったとのことなので、まだ食卓にのぼるのも珍しい、新しい野菜。市場に多く出回るのは1月から3月くらいという、早春の野菜です。要チェックの野菜だから、来年見かけたらぜひ買って、食してみてくださいね。
見た目は、かわいらしい蕾。春を思わせる形です。
さっとゆでると少し食感が残り、コリコリとした心地よい歯触りが楽しめます。火の通りが早く、熱が加わると甘さが増すともいわれています。
今回、アーサイは宮城県の丸森町で購入しました。見た目が可愛く、春を告げる野菜として、全国にだんだんと広まってきているようですね。食べるとほろ苦さが口の中にほのかに感じられ、「春が来た!」と思わせてくれます。
アーサイの栄養素や効果とは?
含まれる栄養成分として注目したいのが、GABA(γ―アミノ酪酸含量)。これは、カカオにも含まれる成分で、リラックス効果など、脳によい働きがあると言われています。
そのほかβカロテンやビタミンEが多く含まれているというのも魅力。βカロテンと言えば、抗酸化作用が高く、免疫力を高める効果が期待されているので、健康維持には欠かせん。また、ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれ、老化予防効果が期待されています。どちらも、OurAge世代がぜひ積極的とりたい成分です。
「アーサイ」を使った料理を、2品ご紹介します。
◆アーサイとアンチョビのパスタ
オイルにアンチョビを入れてから刻んだアーサイを炒めて、パスタと炒めるだけ。
簡単ですが、アーサイならではの香りと食感をシンプルに楽しむことができます。
◆アーサイと切り干し大根の煮物
細かく刻んだアーサイと戻した切り干し大根に、適量の砂糖と醤油とみりんを加えて、味を調えます。
おつまみにもよいですし、ご飯に混ぜても美味しいですよ。ぜひおためしを!