かぶは、1年中ありますが、冬のかぶはきめが細かく柔らかく、生で食べるとその美味しさが際立ちます。私はよく、買ってきたらすぐにうす切りして、塩をぱらりとふって、いただきます。長持ちすると思われがちですが、鮮度が命。“水もしたたるいいかぶ”のうちに頂きましょう。
かぶとリンゴ、レモンのサラダ~わさび風味
今が旬のかぶ。根には消化酵素のアミラーゼが含まれ、整腸効果を発揮します。
そして実は、葉にとっても栄養があるのです。βカロテンは、髪や皮膚、視力の維持などに。ビタミンCはホウレンソウに匹敵するくらいあり、風邪予防や疲労回復に。カルシウムやカリウムも豊富。
かぶがたくさんある時は、ぜひ、今回ご紹介する浅漬け風に。10分ほどですぐおいしく食べられますが、翌日まで持ち越してもまたおいしいです。翌朝、水気を切ればお弁当の隙間にも入れられますよ。
レシピは全体のバランスで茎を数本にしていますが、食べられる人は、葉を多めに入れてもいいですね。
わき役のレモンも、国産が旬を迎えます。以前訪ねたレモンの産地で、日本では戦前はレモンがたくさん作られていたと聞きました。柑橘のおいしいところでは作れるからか、レモン農家さんが再び増えているみたいで、手に入りやすくなりました。年内は緑、年明けは黄色と言われます。このレシピ、どちらで作ってもOKです。ビタミンCの女王なのは言うまでもありません。免疫力を高め、風邪予防にも。
今回は、搾らずにスライスしてそのまま入れます。ラクチンだし、ほんのりした苦さも楽しんでください。
材料 (作りやすい分量)
かぶ 200グラム
(50グラムほどの小さめもの4個、重さはだいたいでOKです)
かぶの葉 3茎分
りんご 半個
レモンスライス 5枚
塩 小さじ1/2
ねりわさび 2~3センチ(辛さはお好みで)
作り方
1.かぶは皮をむいて、薄切りする。かぶの葉は小口に切る。りんごはタテに3等分して薄切りする。レモンスライスは、イチョウ型に4等分する。
2.全てをポリ袋に入れる。塩、わさびを加えて、かるく外からもむ。10分後くらいから、美味しい。
※わさびがムラになっているようなら、盛り付けるまえに、もう一度外から揉んでください。
※次の日も美味しいです。そのまま冷蔵庫で2日保存可能
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!