和え物は日本のサラダです。旬を味わう料理でもあります。
私はよく“旬のものを3つ選んで和える”と決めて、スーパーマーケットを歩きながら3つの食材を選びます。
今回は、旬本番、全国のさまざまな種類が出そろった柿、冬に向けて甘みが増してくるかぶ、そして黄色く色づいた柚子です。ボウル一つでできます。
柿とかぶと柚子の和サラダ
柿はフルーツとしてもおいしいですが、なますや白和え、サラダなど料理に使うのもおすすめしたい。少し甘くしたいなというときに砂糖やみりんを入れるのではなく、柿を。
次に、何で和えるか?
塩(だけなら塩もみに)、酢、ごま、みそ、しょうゆ、オリーブオイルやマヨネーズなど、単体でも組み合わせでもアリなので、家にある調味料だけでも、バリエーションは豊富です。塩分を加えると野菜から水分が出てきますので、そこを上手にコントロールするのがコツです。今回は、かぶから水分が出てくることを見込んで味つけします。
ちなみに柿は、赤ワインなどにも含まれ抗酸化作用がある、タンニンが豊富。柿の渋みの原因でもあります。動脈硬化を予防する効果があるそう。
また、ビタミンCの含有量も多く、免疫力を高める効果や、美肌、風邪予防などにも。オレンジの色からもわかる通り、β‐カロテンも多く、こちらにも抗酸化作用があります。
みなさんはどちらのどんな柿がお好きですか?私はここ数年、愛媛産の富士柿のファンに。昭和初期から栽培されているそうですが、収穫量が少なくなかなか出会えません。もし見かけたらぜひ味わってみてください。今回の和サラダでも使っています。
材料
かぶ 大1個 200g
かぶの葉 2、3本
柿(大きめ)1個 150g
柚子 半個
塩 小さじ1/4
いりごま 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
作り方
1.かぶと柿は大きければ半分に切り、うす切りする。ボウルに入れて塩をふり、全体をもむようにあえて、そのまま5分おく。
2.かぶの葉は小口に切る。柚子は皮を3センチ四方分薄く取り、千切りにする。
3.果汁を絞る。1に2を加えて和える。
4.しょうゆといりごまをまぜてから、3に加えてさっくりあえる。
※できあがったら早めに食べてください。長くおくと水気が出てくるので、保存する場合はその水気を切ってから。冷蔵庫で2日ほど。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!