暖冬?温暖化?と思いながら過ごした11月でしたが、師走を前に、きりっとした冬の寒さを感じるようになりました。旬のさつまいもと、フジなどのりんごを、黄色く色づいた柚子でさっと煮ます。今回はレンジでお手軽に。
さつまいもとりんごの柚子煮
さつまいもの収穫時期は、品種により多少の違いがありますが、8~11月頃。
しかし、収穫直後のさつまいもは水っぽいため、2、3か月貯蔵し、甘みが増したところで出荷されます。そのため、食べごろになるのが10~1月頃。多くのさつまいもが、今! おいしいということです。
食感で大きく3つにわけられます。
1つめ、粉質=ホクホクを代表するのが、ベニアズマ。茨城県や千葉県で多く栽培されています。甘みが強い昔ながらのさつまいもです。
2つ目は中間質=しっとり。この代表がなると金時です。徳島県内の指定地域でのみで生産されています。
3つ目が粘質=ねっとりで、べにはるかや安納芋、シルクスイートが知られています。甘みも強くスイーツにもよく使われます。
さつまいもに、食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の予防・改善に役立つのはすでにみんなの知るところですよね。特に、ヤラピンという成分が排泄を助け、便秘をふせいでくれると言われています。それだけではなく、カリウムやカルシウム、ビタミンも多く含んでいて、ビタミンCはみかんに匹敵するとも。その栄養バランスの良さから準完全食品とも呼ばれています。真冬に向けて、医者いらずと言われるりんご、ビタミンCたっぷりの柚子と一緒に、風邪予防にも、ぜひ♪
材料(作りやすい分量)
さつまいも:200g
りんご:1個
柚子:1個
*水:大さじ1
*白ワイン:大さじ1
(ラム酒や梅酒でも)
*砂糖:大さじ3
塩:ひとつまみ
作り方
① さつまいもは1cm幅に切って、2~3分水に浸ける。この水を捨てて、*を加えて、全体をざっくりまぜてから、ふわっとラップをかけ、電子レンジで5分加熱する。そのまま30秒ほど庫内におく。
② リンゴはくし形に6等分し、5mmの薄切りする。柚子は輪切りにする。取り出せる分は種をとる。
③ ①をざっくりつぶす。(この段階で完全に柔らかくなっていない状態)
④ ③に②をのせて、塩ひとつまみをふり、再びふわっとラップをかけ、600Wで2分加熱する。全体をざっくりとまぜてから、そのまま冷ます。
※加熱直後は少し水っぽいですが、そのまま冷ますとさつまいもが水分を吸っておちつきます。
※ヨーグルトと合わせたり、バゲットにのせたり、ローストした豚のつけあわせなどにもおすすめです。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!