新しい年になりました。
地震や津波で被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
できることが見つかったその時に、できることを自分なりにしていきたい、と思います。
さて、2024年最初のONEレシピは、フライパン一つで作るすっきりとしたカレー。
カレー粉で作る、食べきり・小人数分のカレーはこの連載の中でも特にたくさんの方が作ってくださっている人気メニューです。
腸活キーマカレー
今回はお正月太りを解消すべく、野菜がたっぷり、食物繊維たっぷりのキーマカレーをご紹介します。
具材は、レンコン、しめじ、そして味のアクセントにピーマン、パセリ。タンパク質は赤身が合うと思うので牛ひき肉で。合いびきや、赤身の豚ひき肉でもOK。
れんこんは10月から2月ごろが旬。特に旬の後半、年が明けてから2月ごろまでは、むっちりと太ったレンコンがたくさんでてきます。晩秋から冬にかけて、粘りと甘みが強くなるからです。
東の茨城、西の徳島と言われ、茨城県と徳島県が二大産地。また金沢の伝統野菜「加賀れんこん」も、でんぷん質が多く粘りも強くて人気です。
植物繊維が豊富なのはよく知られていますよね。またビタミンCも豊富。そして切り口がすぐに変色する原因は、ポリフェノールの一種のタンニン。タンニンには抗酸化作用があります。
選ぶときは、水分を含んだ新鮮なものを。真っ白というよりオフホワイト、生成り色が生来の色です。
調理で酢水につけると色も保たれシャキッとしますが、これをやるとほくほく感が奪われがちです。煮物などでほくほくを味わいたい時は、酢水につけずに調理しましょう。今回は酢水なしで調理します。
こちらも植物繊維が多いしめじを合わせて、旨みもプラス。ピーマンやパセリを入れることでパンチのある大人っぽい味わいになります。ひき肉は少な目で野菜がメイン、「未来を見通す」れんこんたっぷりのキーマです。
材料(2、3人分)
レンコン:100g
しめじ:大1パック(200g)
パセリ:2枝(10gほど)
ピーマン:1個
牛ひき肉:100g(あればあらびきを)
塩:小さじ1/3
植物油:小さじ2
*カレー粉:大さじ2
*ケチャップ:大さじ1
*胡椒:小さじ1/2
*醤油:小さじ1
湯:大さじ2
作り方
①レンコン、ピーマンは1cm角に切る。パセリは粗いみじん切り(茎も)にする。しめじは1cmの長さに切る。
②フライパンに植物油を引いてしめじと塩を入れ、しんなりしてカサが2/3になるくらいまで炒める。
③②にレンコンとひき肉を加えてさらに炒める。
④*をコップで混ぜ合わせ、湯で溶く。
⑤③のひき肉にだいたい火が入ったら、ピーマンと④を加えてざっくり混ぜ、蓋をして3分ほど煮詰める。
⑥⑤にパセリを加え混ぜ合わせ、ごはんを盛った皿に添える。
※お好みでらっきょうなどを添えて。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!