クリスマスイブです。クリスマスにも、そして年末年始にも、喜ばれるごちそうレシピをご紹介します。
ちょっとハードルが高めに感じるかもしれませんが、実はかんたん。そして歓声が上がる確率大(笑)ですから、ぜひトライしてみてください。
チキンと柿とかぶのスープ煮
年末に向けてご近所のスーパーでも手に入りやすくなる丸鶏を使います。
鶏のお腹の中に柿を詰め込んで煮るだけ! こちらはりんごでもOK。
内側に入れた果物から出る水分のおかげで、鶏肉がやわらかくジューシーに仕上がります。ほのかな甘みも加わるので、味付けは塩だけで十分。深みのある味になります。
鶏肉に多く含まれるうまみ成分は、イノシン酸。鰹節にも多く含まれています。
うま味はいくつか掛け合わせると、相乗効果でより強く感じられることがわかっています。そこで今回は、グルタミン酸が多い昆布を入れて一緒に煮ましょう。
うま味成分のかけ合わせで、塩分も控えめにできます。スープたっぷりで仕上げて、鶏肉と一緒にいただく真冬のごちそうです。
そのほか、鶏肉には善玉コレステロールを増やすとされるパントテン酸や、ストレスからのダメージを緩やかにする効果が期待できるナイアシンも豊富です。
お肉が残ったらほぐしてサンドイッチにしても〇。スープが残ったら、冷ご飯を入れてリゾットに。
どうしても丸鶏が手に入らない、あるいは苦手な方は、骨付きモモ肉2本とささみ3本で同様に。その場合、柿は少し大きめに切って入れて煮てください。
材料(4~5人分)
丸鶏:1 羽 (1.5kgくらい)
柿:1個
かぶ:4個
塩:小さじ2~
だし昆布:名刺大2枚
酒:カップ1
水:約800ml
作り方
1 丸鶏はお腹の中を水で洗い、水気を拭き取る。お腹の中に指を入れてよく洗い、水気を拭き取る。お腹の中に塩小さじ1を塗り込む。
2 柿は一口大に切る。お尻側からお腹の中に詰める。しっかり押し込むようにつめたら、お尻の部分を楊枝で留め、両脚をタコ糸で縛る。
3 鍋に2を背側を上に入れ、だし昆布、酒、塩小さじ1を加え、その上から鶏の9割方まで水を入れる。上から、クッキングシート等をかけて、鶏が乾かないようにしてから、中火にかける。沸いてきたら、蓋をして、少し火を弱め、40分ほど煮る。
4 かぶは、くし形に4等分する。かぶの葉は1センチ幅に切る。
5 4を3に加えて、さらに10分煮て火を止める。粗熱が取れたら皿に盛り、中の柿もいっしょに食べる。
※スープは一緒に食べても別に食べてもOK。味を見て足りない場合は塩をつけたり、柚子胡椒やからし醤油も合います。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!