GWが明けると、筍も終盤。さまざまな産地の筍が出そろい、リーズナブルになってきます。そこで、時間をみつけて、生の筍をゆでてみませんか。
土の上に顔を出しているいちばん上の芽の部分を3センチほど落し、外側の皮から数枚をむきます。
v鍋に筍がかぶるほどのたっぷりの水を入れ、ぬかを入れ、中火にかけてゆでるだけです、かんたん。
大きさにもよりますが、1時間ほどゆでて下の固いところに竹串をさしてすうーと通ればOKです。そのまま鍋に入れたまま人肌まで冷ましてから、引き上げ、外皮をむきます。
使い道を考え、適当な大きさに切り、たっぷりのきれいな水に入れて冷蔵庫で保存します。24時間に一度、水を変えれば、冷蔵庫で3日ほど保存可能です。
筍が丸ごと入る大きさの鍋がない場合は、半分に切ってゆでても、皮をもっと剥いてからゆでても大丈夫です。ぬかがない場合は、米の最初のとぎ汁を入れて少し長めにゆでてみてください。
よくアクを抜くため、鷹の爪(赤とうがらし)を入れますが、私はとうがらしの香りがつくのが苦手なので入れません。
現在はかなり流通もよくなり、昔より鮮度のいい筍が売られているので、アクはそこまで気にしなくていいと思います。新鮮なものは、先端の芽が出すぎていない、下部のつぶつぶが小豆色で鮮やか、そして全体に産毛がうっすらとあります。
家庭の筍ごはんの定番は、筍と油揚げでしょうか。今回ご紹介するのは、うま味のあるやはり5月ごろがおいしいトマトと、筍に合うわかめを加えた趣のちがう筍ごはんです。
トマトから水分が出るので、水加減は少な目に。わかめは乾燥した状態でそのまま入れてください。お好みで炊き上がりにバターをプラスしても。
筍トマトわかめごはん
材料
ゆで筍 200g
トマト 1個(150g)
わかめ(乾燥) 7g
米 2合
水 ※プロセス参照
*塩 小さじ1
*醤油 (あれば薄口しょうゆ)小さじ2
*酒 大さじ2
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作り方
① ゆで筍は、1センチ角目安に切る。トマトはヘタをとり、十文字に切り目を入れる。わかめはさっと水を通す(戻すのではなく、さっと洗う)。
② 通常通り米を研いで、炊飯器に入れる。1.5合のメモリまで水を入れる。そのまま30分ほどおく。そこに①を加える。トマトは丸ごと入れる。*の塩、醤油、酒も加える。
③ いつも通りに炊き、炊き上がったら、トマトを崩しながら全体を底から混ぜる。
簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!