まだまだ暑い日々。9月に入っても夏疲れが続きそうです。食欲が減退している時にもおすすめの、冷たくしてもおいしい、さっぱりとした緑茶粥をご紹介します。
緑茶にはうま味成分グルタミン酸が多く含まれているので、今回は出汁がわりに使います。
茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用や抗菌作用があり、生活習慣病予防に役立つと言われています。カテキンが腸の中で脂肪の吸収を抑え、体の中の脂肪を燃やしてくれて、血液循環をよくし代謝を高める作用があるそう。最近ではガン予防効果があるという研究も。
また、フッ素が含まれていて、歯を強くし、むし歯への抵抗力をつける働きが期待できます。さらに、渋味のもと、タンニンの殺菌作用でむし歯になりにくくなるとも。
たっぷり加えるもずくには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。海藻のヨウ素は甲状腺ホルモンの働きを助け、新陳代謝がよくなることで肌や髪、爪などを健康に保つことに役立つそう。
もずくのぬめり成分であるフコイダンは水溶性食物繊維の一種で、悪玉コレステロールの排出を促す働きや糖質の吸収を抑える働きがあります。私はご紹介するレシピよりごはんを少し減らして、もずくを増やして頂くこともあります。

もずくたっぷり緑茶粥
材料 2人分

もずく 150g(味がついていないもの)
きゅうり 1本
梅干し 1個(塩分10%前後のもの)
醤油 小さじ1
塩 小さじ1/4
ごはん(冷たくてもよい、冷凍の場合は解凍する) 150g
緑茶 200ml
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作り方
① もずくは水で洗って、3センチ長さに切る(だいたいでOK)。
②きゅうりは縦に半分に切って薄切りする。

③ 鍋にごはん、①、②、緑茶、醤油、塩を入れる。梅干しを軽くつぶして加える。中火にかける

④ ③がふつふつと沸いてきたら、梅干しを少しつぶしながら全体を混ぜる。再び沸いたら器に盛る。

簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!


