せいろはヘルシー調理の味方です
今回はせいろを使ったレシピをご紹介します。
せいろは、シンプルな調理、ヘルシーな食事の強い味方。軽くて、扱いも、慣れたら簡単です。素材のうま味を逃さずふっくらしっとり仕上げることができるので、調味料も少なくてすみ、おいしい。毎日のごはん作りがかなりラクになります。私もほぼ毎日使っています。

竹や木でできているので、扱い方に少し気をつけましょう。食材のカスや汁が残っているとカビやニオイの原因になるので、熱いうちにお湯またはぬるま湯で柔らかいスポンジを使い、軽くこすり洗いします。洗い終わったら、乾いた布で水気を拭き取り、日影に干してしっかり乾かしましょう。手入れの仕方で耐用年数が違ってきます。
調理では、湯が沸騰してからせいろをのせるようにします。低温の状態が続くと、蒸し上がりがべちゃっとしたり、仕上がりにムラが出たりします。また、熱い蒸気に当てることで、せいろが余分な水分を吸わず、長持ちします。
今回、ご紹介するのは、トマトしゅうまいです。大判で包みやすく、残っても活用しやすい餃子の皮で作ります。一般的なしゅうまいの皮より少し厚みがあるので、破れにくい一方、やや固めに仕上がります。
具には、豚ひき肉と鶏ひき肉を半々で使います。豚ひき肉には脂とコクがあり、しっかりしたうま味があります。鶏ひき肉はあっさりしていて軽い風味で、柔らかいので冷めても固くなりにくくなります。
調味料代わりに、味に深みがでる高菜漬けを加えています。白菜の浅漬けや、野沢菜漬けでもOK。組み合わせたトマトの赤い色はリコピン。強い抗酸化作用があり、老化の予防、動脈硬化、などに効果的だと言われています。リコピンは油分と一緒に摂ると吸収が良くなります。
2段のせいろがあれば、一緒に野菜を蒸すのもおすすめです。好きな野菜を組み合わせて。
トマト、高菜しゅうまい
材料 作りやすい分量(12~3個 直径20cmの蒸籠)

☆豚ひき肉100g
☆鶏ひき肉100g
☆高菜漬け50g
☆片栗粉 小さじ2
水 大さじ1
ミニトマト 6、7個
餃子の皮、大版12,3枚
作り方
① ☆を全て合わせて練る。水を加えて、肉が水を吸うまで混ぜる。
② せいろを濡らして、クッキングシートを敷く

③ 餃子の皮を親指と人差し指の間にのせ、①を大さじ1くらいを目安にいれてトマトをぎゅっと上に乗せる。②に並べる。12~13個できる

④ 鍋に水をはり沸いてから、せいろをのせ、中火にして10分ほど蒸す。
※蓋を開けて、トマトがくたっとして、透明の肉汁がでていれば、OK

一緒に 蒸し野菜もいかがですか?
お野菜は何でも大丈夫です。火が入る時間の違いだけを少し考えて。
材料 作りやすい分量(直径20cmの蒸籠)
白菜100g 食べやすい大きさに
にんじん 1/2本 うす切り
ごぼう 1/2本 ピーラーでリボン状に
しめじ100g 石づきをとる
えのき100g 石づきをとる
豆苗 1パック
作り方
せいろにクッキングシートを引き、野菜を並べる。
※しゅうまいと一緒に蒸す時は、下の段に野菜を。野菜からの水分がしゅうまいにおちると水っぽくなるので。しゅうまいだけを1段で蒸す場合より2、3分長く蒸しましょう。

簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!





