AGEを減らすおすすめの食べ方③
知っている人と知らない人では大きな差が! 前回に引き続き病気&老化の元凶であるAGEを減らす食べ方をご紹介します。今回は抗糖化が期待できるサプリメントもピックアップ。自分に合う方法を取り入れて活用してみてください。
教えてくださるのは、「AGE牧田クリニック」院長の牧田善二さん、料理家のタカコ ナカムラさんです。
牧田善二さん
Zenji Makita
医師。「AGE牧田クリニック」院長。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などでAGE研究を約5年間行なった経験を持つ。著書『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)がベストセラーに
タカコ ナカムラさん
Takako Nakamura
料理家。「タカコ ナカムラWholeFoodスクール」主宰。「50度洗い」「ベジブロス」など食のトレンドを発信。AGEを抑える調理法にも着目。著書に『老化物質AGE ためないレシピ』(パンローリング)など
焼きそばやラーメンには
酢をプラス
「抗糖化作用のあるクエン酸は酢にも含まれるので、AGEや糖質が多いものをとるときに酢を振りかけるだけで、糖化を抑えられます。例えば糖質が多い焼きそばやラーメンに振りかけるのもおすすめです。炒め物など、いろいろなものに"酢をひと振り"を習慣に」(タカコさん)
フルーツを食べるなら
朝食後に少量を
「果物の果糖は糖質の中でもAGEを作りやすいので、とりすぎは禁物。ただ、果物には糖化を防ぐビタミンやポリフェノールが多いものも。おすすめなのがキウイやブルーベリー、りんごです。いきなり食べると血糖値の急上昇を招くので、太りにくい朝の食後に少量とりましょう」(牧田先生)
お酒を飲むなら
ワインか蒸留酒を
「アルコールには食後の血糖値を下げる働きがあるので、お酒は適量ならAGE対策に有効。なかでも特におすすめなのはワイン。赤ワインにも白ワインにも抗糖化・抗酸化成分が多く、AGEを減らす作用が期待できます。糖質が少ない焼酎やウィスキーなどの蒸留酒もいいですね」(牧田先生)
鍋やスープの具には
きのこをたっぷりと
「きのこ類には、糖化を防いだり、脂質の代謝を促したり、疲労を回復する効果のあるビタミンB群が豊富。カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、免疫細胞を活性化させるβ-グルカンも多く含まれます。鍋やスープなどの具にもぴったりなので、たくさん入れてとりましょう」(牧田先生)
COLUMN
サプリメントの力も借りて
抗糖化!
毎日の食事でなかなか抗糖化成分がとれない場合は、サプリメントを活用するのも手。最近は、抗糖化作用を期待できるサプリメントや健康食品が続々と登場しています。手軽に抗糖化成分をとりたいときに上手に活用を。
余分な糖を代謝するリバオールやビオタミン配合で、AGEsの増加を予防。脂質代謝を促すパンテチンも。
リゲイン トリプルフォース〈指定医薬部外品〉 60錠 ¥4,200/アイム
日本初、唯一の糖化をケアする機能性表示食品のサプリメント。ロダンテノンBの糖化ケアによる肌の潤い保持効果を臨床試験で実証。
マンゴスティア 60粒 ¥4,611/日本新薬
同志社大学糖化ストレス研究センターとの共同研究に基づき、糖化をケアする植物を組み合わせた"うなはたけⓇハーブエキス"配合。
クラージュ440 90粒¥8,900/美肌茶房マルシェ
次回は「タカコ ナカムラさん指南/AGEを増やさない調理法は、これ!(前編)」をご紹介します。
イラスト/しらいし ののこ 構成・原文/和田美穂