AGEを増やさないためにはなるべく高温の調理法を避ける、水を使うのがコツ。今回は2つの調理法をご紹介します。今までのやり方を少し変えるだけで同じ食材でもAGEのたまり方がグンと変わりますよ。
教えてくださるのは、料理家のタカコ ナカムラさんです。
タカコ ナカムラさん
Takako Nakamura
料理家。「タカコ ナカムラWholeFoodスクール」主宰。「50度洗い」「ベジブロス」など食のトレンドを発信。AGEを抑える調理法にも着目。著書に『老化物質AGE ためないレシピ』(パンローリング)など
短時間かつ低温で食材を蒸す
低温蒸し
「鍋の半分まで水を入れて火にかけ、沸騰したら火を止めて網をのせ、鍋と網の間に耐熱の温度計を挟み、食材を網にのせてガラスボウルをかぶせます。70℃で火を止め、15〜20分ほど蒸します。素材により蒸す時間は変わるので調整を。せいろや蒸し器で、温度計で測りながら行なってもOK」
油の代わりに水を使って炒める
ウォーターソテー
「油で炒めたり焼いたりすると高温になりAGEを増やすので、ウォーターソテーを。油の代わりに水を入れ、中火くらいの火加減で沸騰する寸前になったら具材を入れ、こげつかないように炒めて、水が足りなくなったら差し水をします。油を加えたいときは、仕上げに少しかけましょう」
イラスト/しらいし ののこ 構成・原文/和田美穂