私が好きな味のひとつに、ココナッツミルクカレー味があります。エスニックな味わいになるので夏向きのイメージがあるかもしれませんが、寒い季節もこの味でほっこり温まります。
お店に行くと、ココナッツミルク、ココナッツクリーム、そしてライトタイプ、甘味料なしも売っています。基本的にはココナッツクリームの方がココナッツミルクより水分が少なめと言われていますが、私の経験では、ココナッツクリームが特に濃厚という感じではなく、あまり大きな差は感じられません。メーカーにもよるかと思いますので、お好みで選んでいただければと思います。ここでは便宜上、ココナッツミルクとしますが、ココナッツクリームを使っていただいてもまったく問題ありません。ただ私は、ライトタイプだとちょっとコク的に物足りないので、余分な甘みがついていなくてライトタイプでないものを選んでいます。
ココナッツミルク(またはココナッツクリーム)に含まれている中鎖脂肪酸はエネルギーになりやすく、体脂肪として蓄積されにくく、消化・吸収が早い。体重や体脂肪が気になる時でもギルティ感が軽減される特徴があります。コラーゲンの生成に欠かせない鉄、高血圧や動脈硬化の予防に効果的なマグネシウムも含んでいます。
一方、カレー粉に含まれているターメリックやクミン、シナモンなどのスパイスには、抗炎症作用や抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待できます。
今までココナッツミルクとカレー粉をあわせた味は、タイ風のカレーライスやスープに使うことが多かったのですが、それだけだと飽きるので、違う使い方を考えてみました。とっても簡単でおいしいので、是非お試しいただきたいです!
まず、小鍋にココナッツミルクとカレー粉、レモン汁を入れて煮詰めます。目安はココナッツミルク半カップ、カレー粉小さじ1,レモン汁小さじ1弱ですが、辛めがよければカレー粉は大さじ1など調整してください。塩と胡椒も少しずつ加え、時々かき混ぜながら3分の1より少ないくらいになるまで煮詰めます。
これを使った簡単で見た目おしゃれな3品をご紹介します。
海老とトマトのエスニックアペタイザー
ココナッツミルクカレー味が最もあう食材の1つは、海老だと思います。
もちろん、海老を入れたココナッツミルクカレーライスもおいしいのですが、アペタイザーでの活用アイデアがこちら。
海老は殻と背ワタをとり、軽く塩胡椒してオリーブオイルを熱したフライパンで焼きます。それをスライスしたトマトの上にのせ、ココナッツミルクカレーソースをかけて、上にちぎったパクチーをのせました。白ワインに合いますよ!
エスニック味のオープンサンドイッチ
オープンサンドイッチといえば、洋風の味が多いと思いますが、エスニック味も意外にイケます!
鶏むね肉は蒸して熱いうちに裂いて、ココナッツミルクカレーソースをあえます。そこに小さく切ったトマトとパクチーを加えて全体的に混ぜ、スライスしてトーストしたパンの上にのせました。
ランチにピッタリ!!!本当においしいので、おすすめです!
パンにのせきれなくて余った分は、そのままチキンサラダとしてお召し上がりくださいね。
ココナッツミルクカレー味のサーモンステーキ
とっても簡単に見栄えがするメインディッシュをつくりたい時はこちら。
サーモンは塩をして15分くらいおいて、ペーパータオルで水気をふきとります。フライパンにオリーブオイルを熱し、サーモンを表面にこんがり焼き色がついて中まで火が通るまで焼きます。
焼けたらサーモンを皿におき、ココナッツミルクカレーソースを上からかけ、その上に細かく切った赤パプリカをのせ、さらに砕いたピスタッチオをのせるだけ!
とってもおしゃれで、レストランに来たかのような気分が味わえます!