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老後のお金問題、スルーしていませんか?/「マネー原始人」テスト

そろそろ気になりはじめる「老後のお金」。けれど、「お金のことは苦手だから」とスルー状態の人もいるのでは? だとしたら老後貧乏まっしぐら!? そんな事態に陥らないように、今からでも間に合う老後のお金対策を専門家が懇切丁寧に解説します。

 

教えてくれた人

山中伸枝さん ファイナンシャルプランナー

山中伸枝さん
Nobue Yamanaka

ファイナンシャルプランナー。FP相談ねっと代表、一般社団法人公的保険アドバイザー協会理事。わかりやすい説明で、個人相談のほか講演会やメディアでも活躍。『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』(東洋経済新報社)『「なんとかなる」ではどうにもならない 定年後のお金の教科書』(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数

 

”これからのお金”のことこんなふうに思っていませんか? ●リタイア後の生活費は自然と減るもの ●国の保険が充実しているから民間の医療保険は不要 ●50歳を過ぎたら資産運用より貯蓄が安全 ●国の年金制度は破綻して、将来年金はもらえなくなる ●老後資金は一人2000万円必要 ●今さら打つ手は何もない

 

50歳前後は、お金と向き合う絶好の時期

 

上の囲み内に挙げた老後のお金に関する噂、あなたはどうとらえましたか? 「そのとおり!」と大きくうなずいたのなら、お金に疎い“マネー原始人”かも。

 

「お金に苦手意識がある人、少なくないですよね。かといって、先送りしていては老後破綻の危険性が高まるだけです。今のうちに、ぜひお金について学び、将来に備えましょう。お金も美容や健康と同様、今の頑張りが将来の自分へとつながるのですから」

 

と言うのはお金の専門家、山中伸枝さん。山中伸枝さん曰く、50代はお金と向き合う絶好の時期。その理由は、ライフプランがほぼ固まり、今後の大きな出費の予測や定年までの収入、年金額の目安などがつきやすくなるため。

 

 

「将来の収入と支出がある程度わかれば、定年までにどんな対策をとればいいかが見えてきます。大切なのは、噂や一般論に振り回されず、自分の場合はどうかを考えること。老後資金にしても、居住地やライフスタイルなどで異なるはず。誰もが2000万円必要というわけではないんですよ」

 

マネー初心者のあなたも、これを読んで最初の一歩を踏み出しましょう!

 

マネー原始人イラスト

 

 

イラスト/サンダースタジオ 取材・原文/村上早苗

 

次回から「年金の真実」をお送りします。

 

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