「食」のトレンド10
trend10 酵素ドリンク
ヨーグルトの腸活効果を得るには「毎日コツコツ食べること」が大切。食べ方のバリエーションを広げて楽しく続けたい!
ひと晩水きりをすると
ぐっと料理に使いやすくなる
山田玲子さん
Reiko Yamada
1959年生まれ。料理教室「Salon de R」を主宰。OurAgeのコラム「食のパワーを求めて東奔西走!」では、地方の隠れたおいしいもの情報や、健康に役立つおしゃれなレシピが人気!
自家製ヨーグルトを30年以上毎朝食べ続けている、という山田玲子さん。そのおかげか、腸のトラブルで悩んだことはほとんどないとのこと。肌もイキイキ! 腸活美人のお手本です。
「ヨーグルトの本場ブルガリアでは、調味料感覚でいろいろな料理に使うそうです。私も朝はシンプルにそのまま手作りジャムを添えて食べますが、パスタやあえ物などにもよく利用します」
そして、料理に使う際におすすめなのが「水きりヨーグルト」。クリームチーズや泡立てた生クリーム、マヨネーズ代わりに。ちょっと軽めに、爽やかに仕上げたいときに置き換えてみましょう。
また、水きりした水分(=ホエー)にもタンパク質やミネラルが豊富なので、捨てずにドリンクやスープ、煮物用の水として利用を。
乳酸菌は毎日とることで腸に効く!
腸内環境改善に乳酸菌が役立つといわれる理由のひとつは、もともと腸内にすんでいる善玉菌の餌となって、善玉菌の働きを活性化するから。乳酸菌の多くは胃酸によって腸に到達する前に死滅しますが、死んでもその効果は残ります。つまり、「生きたままとること」よりも「毎日とること」が大切です。
また、一部の乳酸菌は酸に強く、生きて腸に到達しますが、定着するわけではありません。一定期間腸で活動したあとは排出されるので、こうした菌についても毎日とることが大切です(新宿大腸クリニック院長・後藤利夫さん)。
水きりヨーグルトの作り方
ザルをボウルの上に重ねて置きます。ザルにキッチンペーパー(厚手)を敷き、ヨーグルトをのせたら冷蔵庫に入れます。
水きりする時間で硬さの調整を。柔らかいペースト状にしたい場合は8時間前後、しっかりとしたクリームチーズ状にしたい場合は12時間くらいが目安。
次回は水切りヨーグルトを使ったレシピをご紹介します。お楽しみに。
撮影/難波純子 取材・原文/瀬戸由美子