素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。
和風や中華風の味つけはおなじみですが、豆腐は洋風の味にもなじみます。チーズやホワイトソース、オリーブ油やトマトにもとてもよく合い、新しいおいしさに出会えます。今日から欠かせない一品になるでしょう。今回は豆腐コロッケをご紹介します。
水きりはしない豆腐を使えば
衣はパン粉だけでOKです
豆腐コロッケ
■材料(2人分)
豆腐(もめん)………………………………1丁
鶏ひき肉………………………………… 100g
玉ねぎ………………………………………¼ 個
バター…………………………………小さじ1
しょうゆ………………………………小さじ½
塩………………………………………小さじ⅓
こしょう……………………………………少々
キャベツの葉…………………………3~4枚
ミニトマト…………………………………3個
レモン(厚めの半月切り)…………………2枚
生パン粉、揚げ油………………………各適量
作り方は次のページでご紹介します。
■作り方
1 玉ねぎは、みじん切りにしてバターでしんなりするまで炒め、冷まします。
2 ボウルに豆腐を入れ、手でつぶしながらしっとりするまで練り、鶏ひき肉と①の玉ねぎを加えます。
3 ②をさらに手でしっかりと練り混ぜ、しょうゆと塩、こしょうで調味して4等分します。
4 ③を厚めの小判形にまとめ、生パン粉をたっぷりとまぶしつけ、手で軽く押さえてなじませます。
5 キャベツはせん切りにして冷水にさらし、パリッとしたら水気をきります。ミニトマトはヘタを取って縦半分に切ります。
6 揚げ油を170℃の中温に熱し、④のコロッケを入れてカリッときつね色になるまで揚げ、油をきります。
7 皿に⑥のコロッケを盛りつけ、⑤のキャベツとミニトマトをつけ合わせ、レモンを添えます。
豆腐を上手に揚げるには
水分の多い豆腐をそのまま揚げると、中の水がはじけ、パチパチと油がはねてとても危険。このコロッケはあえて水きりをせずに使いますが、パン粉でしっかりと包み込んでしまうから、油ははねません。同様に揚げだし豆腐も、豆腐に片栗粉などの衣をつけて、中の水分を閉じ込めて揚げます。外はカリッと、中はしっとりソフトに仕上げるための大切なポイントです。
次回はイタリアン冷ややっこをご紹介します。
料理/大庭英子 カメラ/工藤雅夫