最北の温泉に入り北の幸で肌ぷるぷる~北海道・稚内~
北海道の最北端・稚内への旅。サロベツ原野のあたりから夕暮れになり、海沿いを走るころにはドラマチックな夕焼けの利尻富士が海の彼方に浮かんでいました。稚内に到着したら、まずは温泉です。最北端の温泉施設「童夢」で旅の疲れを癒したら、とってもお腹が空いてきました。
今宵の旅ごはんは「北の味心 竹ちゃん」へ。以前に来てとっても美味しかったので再訪です。人気があるので行列ができて入れないこともあるので、旅の前に電話で予約。店へ入ると生け簀には蟹、大将とお話ししながら美味しいお寿司もいただけるカウンター席を陣取りました。
せっかく最北の地にやってきましたから、最北の酒蔵の「国稀」を注文。突き出しは北寄貝です。
稚内はタコも名産です。新鮮な活きだこをさっと揚げる「タコざんぎ」(タコの唐揚げ)。おかあさんの塩の振り方も絶妙で、ふわふわぷりぷりの美味しさ。タコはビタミンEやB2など血液循環と美肌をサポートする栄養素も豊富。
地魚刺身の盛り合わせはツヤツヤのイカと生タコの美味しさに感激。
稚内の美味、次ページに続きます!
「タチ、あるの?」一緒に食事をした北海道の友人が聴くと「あるよ。どうやって食べる?」「真ダチだったら、天ぷら!」というわけで、登場したのは真鱈の白子の天ぷらです。北海道では、鱈の白子のことをタチと呼ぶそうで、特に真鱈の立派な白子「真ダチ」は高価で特別なのです。宗谷の塩をちょっとつけて、衣はさっくり、中からとろり~んと、濃厚な白子の旨みが溢れます。この美味しさは悶絶級。熱々の揚げたてを、はふはふといただく幸せは、目の前で作られるカウンターならではです。
大将おすすめの「ソイ」の薄造り。しこしことした歯ごたえと旨み、自家製のポン酢がこれまた絶品。北の海ならではのお魚三昧は、旅に来ないとできない幸せの晩餐です。
宗谷産のほっけは、肉厚でジューシー。程よく脂がのっていて「これまで食べていたほっけは何だったの?」と思ってしまうほど。「身と皮を一緒に食べると旨いんだよ」と大将に教わって試してみたら、これがまた、お酒があまり飲めないわたしでも思わず盃に手がのびる酒飲みのご馳走!新鮮なほっけを一夜干しするので、皮まで美味しくいただけてしまうのです。というわけで、結局、今夜は大将の美味しい握り寿司まで到達できずにお腹いっぱい。ミネラルたっぷりの北の海で育った魚で上質なたんぱく質をたっぷり補給できた旅ごはんでした。
北の味心 竹ちゃん
石井宏子
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