今、ニューヨーカーの間で話題となっているのが、アーユルヴェーダスタイルのお粥です。
お店によってちがう魅力を、NY在住のエディター・黒部エリさんがレポートします!
セレブ・シェフの最新レストランは
ベジタリアン料理店
ジャン・ジョルジュ氏が手がける最新レストラン、「エービーシーブイ(abcv)」でもこの流れをいち早く打ち出しています。インテリア店「エービーシー カーペット&ホーム」内にあり、名前につくvはベジタブルのv。植物由来の素材だけを扱う、野菜に特化したレストランです。白を基調とした店内はスタイリッシュ。シェフ・ド・キュイジーヌのニール・ハーデン氏は、ベジタリアン料理のエキスパートです。
素材はすべてGMO(遺伝子組み換え作物)フリー、サステイナブルでオーガニック、そして旬の野菜を選んでおり、「食べて体が重くなる料理ではなく、軽やかにエネルギーを感じさせる料理」をコンセプトにしています。フムスやインド料理のドーサといった料理のほか、アーユルヴェーダの大家、ディーパック・チョプラ博士監修のキッチャリーも提供されます。レンズ豆と米、野菜にターメリックを加えた粥の仕上げに、ヨーグルトとミントを飾り、にんじんのピクルスが添えられています。とても優しい味わいで、朝食とブランチの時間帯にサーブ。野菜と果実のコールドプレスジュースも充実していて、ともに楽しめます。
NYの最新レストランでもアーユルヴェーダ食が出されるようになった今、アーユルヴェーダ自体もぜひ試してみたい健康法です。

1 朝食とブランチで提供されるキッチャリー。レンズ豆にバスマティ米、にんじんやビーツなどの野菜入りで、ターメリックの黄色をしており、クリーミー。発酵させたにんじんのピクルス付き。

2 人気メニューのドーサ。インド風のパンケーキで、卵とチーズ、エディブルフラワーをトッピング。パリパリでふわふわの生地に、サンバル(唐辛子ソース)のピリ辛味が際立っています。

3 朝食メニューでは、フルーツたっぷりのシリアルボウルも人気メニュー。季節のフルーツに、ビーポーレン(ミツバチ花粉)も入っていてヘルシー。
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4 店内は白を基調とした、スタイリッシュな雰囲気。

5 メニューと一緒に渡されるのが、さまざまな野菜の栄養価を記したイラスト入りのカード。食べながら栄養の知識を得られるのも楽しい。ローカルでオーガニックな野菜を多く使用しているのも特徴。

6 レストランの手前がテイクアウトエリアで、サラダのテイクアウトをする人も多い。
abcv
エービーシーブイ
DATA
38 East 19th Street, New York, NY 10003 TEL+1 212 475 5829
営業時間
朝食(月~金曜)8:00~10:30、
ランチ(月~金曜)12:00~15:00、
夕食(月~水曜)17:30~22:30(木~土曜は~23:00、日曜は~22:00)、
ブランチ(土・日曜)11:00~15:00、
テイクアウト(月~金曜)朝食8:00~11:00、ランチ11:30~16:00 https://www.abchome.com/dine/abcv/
撮影/加藤里沙 取材・原文/黒部エリ



