長崎県を旅しています。長崎空港についたら、まずは、平戸へ直行。今が旬の天然ひらめをたっぷり味わえる「平戸ひらめまつり」の特別ランチを楽しみにやってきたのは、囲炉裏料理 エビス亭。ここはお昼も夕食も完全予約制。海外からこの店を目指してやってくるゲストも多い名店です。
カウンターの厨房で親方が迎えてくれました。
平戸の天然ヒラメを食す、ひらめまつりは今年で23年目。都市部の市場へと出荷されてしまう天然ヒラメを地元の宿や料理店でも食べられるようにと、平戸の観光協会が一括窓口となって漁業協動組合へ注文を入れるという連携方式をとることによって実現したプロジェクトなのです。
平戸沖で獲れる天然ヒラメは、その大きさが特徴。本日エビス亭で味わう平目は、なんと8kg!わたしが持っているパネルが7kgの原寸大ですから、どんなに大きいかわかりますよね。平戸沖は大陸棚になっていて小魚が集まり、それを求めて産卵前の天然ヒラメが集まってきます。脂がのった産卵前の今が最も旬、2月末までが美味しいそうです。
ヒラメのお造りといえば、薄造りかと思いきや、どっしり厚切りの大きなお刺身にびっくり。口いっぱいにほおばればじわっと広がる旨味がたっぷり。新鮮な天然ヒラメだからこそ味わえる肝のお造りは甘くてとろとろ。コリコリのエンガワの大きさも大迫力です。
蓮根のはさみ揚げも、もちろん、中身はヒラメです。さくさく熱々をはふはふと味わいます。梅肉と大葉がやさしいアクセント。
次ページには、メーンイベントのお料理が登場!
いよいよ、メーンイベント。天然ヒラメのしゃぶしゃぶです。
「親方特製の出汁も美味しいので、まずは、そのまま出汁を味わい、次にゴボウを入れて味の変化を楽しみ、その後、ヒラメのあらを入れてください。」「ほんとだ!出汁のスープが美味しい!!」
しゃぶしゃぶのヒラメの身も、ずっしり迫力のサイズ。しゃぶしゃぶと身をくぐらせるとスープに旨味のある魚の脂が染み出します。そう。身も絶品だし、スープも絶品。そして、最後にあらをいただきます。骨の間のぷりぷりとした身が、悶絶級の美味しさ。たまりません。
しめは「ヒラメごはん」。漬けにしたヒラメをごはんにのせたシンプルかつ旨々のフィナーレ。
平戸ひらめまつりの開催は3月末まで。平戸の宿8軒、飲食店15軒で楽しめます。エビス亭のひらめまつりコースは他に数々のお料理がついて5,400円で2月末までの完全予約制。今日は贅沢にランチにいただいてしまいましたが、もちろん夕食でも予約できます。
長崎県・平戸
囲炉裏料理 エビス亭
*ひらめまつりコースは前日までに電話で予約(0950-23-3244)
石井宏子
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