優雅な船旅の朝。部屋のバルコニーで潮風を浴びて海洋ミネラル浴。この船は、ゲンティン ドリーム号、15万トンクラスで、全長335m、客室数は1674室、乗客定員は3352名で2016年に登場したまだ新しい船です。
今回の航路はシンガポールから出航してタイのプーケットへショートトリップ。そしてシンガポールまで戻ってくる3泊4日の船旅。船内での食事やエンターテイメントも全てついていて、なんと57400円から。せっかくの船旅なら、断然バルコニー付きの部屋がおすすめ。それでも3泊4日で82000円です。
えええええつ?!これに乗るんですか?まさか、まさかのタグボート。いきなりのアドベンチャーが始まります。プーケットの港は小さいので、大型客船は沖に停泊し、乗客は船に備え付けのタグボートで島へと上陸するのです。タグボートは緊急用だとばかり思っていたら、こんな使い方もあるんですね。まさに船旅のサプライズ!ワクワクドキドキ、乗客はみんな大興奮です。
「あああ、船が遠ざかっていく~。いってきま~す。」予想外にタグボートは快適。フルスピードでプーケットへと向かいます。
港に降りて街へ出ると、別世界。シンガポールとも船旅とも違うエネルギーにあふれています。
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船の中で申し込んだオプショナルツアー。最初は地元の稀少なラム酒工場です。ずらりと並ぶラム酒は、とてもピュアな味わい。フレーバーのものもあって試飲も楽しめます。
ウエルカムの「モヒート」。アルコール入り、アルコールなしを選べます。次々とモヒートを仕上げていく見事なテクニックに拍手喝采。
せっかくなので、ラム酒のモヒートを!フレッシュな味わい、ライムの香りとほんのりした甘味が美味しくて、つい、ごくごくと・・・。そして、ほろ酔い気分で工場見学。
夕食は海の夜景を眺めるタイ料理のレストラン。ココナッツミルクたっぷりのホワイトカレーは、辛さがほどよくて、ごはんにもあうし、トウモロコシの粉でつくった付け合わせと一緒に食べるとまろやかで美味しい。
海老とハーブのかき揚げみたいお料理も。なんだか、アジアは繋がっているなあ、なんて感じてしまいました。サクサクと芳ばしい。
甘辛い豚肉のグリルはチャーシューのような照り焼きのような味わいでとってもジューシー。辛いお料理の合間に和める美味しさです。
市場を見学したりして、プーケットショートトリップが終了、船へと帰る風景がドラマティック!ゲンティンドリーム号全部がキラキラとライトアップされて、夜の海に浮かび上がります。「わー。ただいま。」
ラストナイトは、船上の大パーティ。甲板のプールサイドに集まり、飲んだり、踊ったりしてフィナーレの時間を待ちます。いよいよ、カウントダウン。船上に花火が打ち上げられて、夢のような世界です。
ドリームクルーズ
石井宏子
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