長崎県・壱岐島を旅しました。島の北端にある勝本港。イカ釣り漁船に瓦屋根、のどかな漁村の風景が広がります。
日本と大陸の交易の中継地点となって栄えた壱岐島。この勝浦港は江戸時代には朝鮮通信使の寄港地となり賑わっていたそうです。捕鯨が行われた時代を経て、その後も、壱岐と対馬の間の海域は今でも良質な漁場として漁船が集まってきます。
目指すカフェはどこにあるのかしら。小さな路地にようやく看板を見つけました。なんだかこの風景だけで癒されてしまいます。
約140年前の海産物問屋「大久保本店」の建物を活かして、中を改装しカフェになりました。福岡で人気のモカジャバカフェが運営する「モカジャバカフェ大久保本店」は、壱岐の食材の料理が人気の壱岐島ならではのカフェなのです。
古民家の木造家屋のガラス戸を開けると、中は別世界。赤い椅子がアクセントの雰囲気のいいカフェ空間です。旅に出て、こんなステキなカフェを見つけると本当にうれしくなります。
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モカジャバのカフェオレは、ほんのりと甘い。このカフェならではの和みの味わいです。
名物は壱岐牛バーガー。ずっしり重くてちょっと大きめのふんわりしたバンズ。思い切りかぶりつけば、じわーっとジューシーな肉汁が広がります。優しい味付けで壱岐牛本来の肉の旨みをしっかり感じることが出来ます。付け合わせはサクサクのポテト。
カフェの2階に上がると、クラフトの催しをしていました。ここはギャラリーになっていて、雑貨のショップになったり、トリートメントが受けられたり、料理教室が催されたりして、島の人も旅の人も楽しめる場所です。
中から見える漁村の街並みの風景。カフェのゆったりした空間と、外に流れる島時間、暮らしの香り。旅の楽しみがぎゅっと詰まった、ほのぼのランチでした。
モカジャバカフェ大久保本店
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石井宏子
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