ようやく涼しくなってきましたね。食欲の秋って、言葉に弱いミーナです。食べるなら健康的に、アンチエイジングにもよいといわれる「抗糖化」を意識したいですね。
4つの工夫を取り入れて…
バル気分で楽しむ! 「 抗糖化メニュー」
余分な糖質と結びつくことで体内のタンパク質が劣化することを「糖化」といいます。予防するポイントは、体をできるだけ高血糖状態にしないこと。これは、肥満予防の点でも重要です。
そこで、このポイントを実際の料理に取り入れ、スペインのバル風メニューに仕上げました。簡単でおいしい抗糖化メニューをお試しください。
工夫3:おから
小麦粉をおからに替えて、糖質量を大幅ダウン!
一般的にピザやパンは糖質が多いといわれます。「食べたいけれど…」と、控える人もいますが、小麦粉の一部を「おから」に替えて手作りするのもひとつの方法です。
前回に続き、朝食やおやつにもおすすめの、軽い食感が魅力の「おから」を使ったメニューをご紹介します。
おからチュロス
朝食に、おやつに、おつまみに
オリーブ&チーズの甘くないチュロス
気軽につまむ「おやつ」として日本でも人気の高いチュロス。おからを使うとシュー生地のような軽い食感になります。
■材料(作りやすい分量)
A(水200㎖ オリーブオイル大さじ1塩ひとつまみ)
B(おから70g 強力粉30g)
粉チーズ大さじ2 ブラックオリーブ(みじん切り)3粒
■作り方
❶鍋にAを入れて火にかけます。沸騰したら火を止め、合わせておいたBを入れ、木べらなどでよく混ぜます。
❷①を混ぜながら弱火にかけ、少しツヤが出るまで混ぜます(写真1)。
❸②をふたつに分け、一方には粉チーズ、もう一方にはブラックオリーブをそれぞれ混ぜます。
❹オーブンを220℃に予熱します。
❺絞り袋に②を入れ、オーブンペーパーを敷いた天板の上に絞り出します(写真2)。
❻オーブンに入れ、約15分焼きます。
【1】
焦がさないよう弱火で。糊状になり、持ち上げると、もったりとまとまって鍋底からはがれるようになればOKです!
【2】
スティック状や馬蹄形など、好みの形に絞ります。思い切ってひと息に絞り出すときれいにできます。
次回からは、血糖値の上昇が緩やかな「米」を使った抗糖化メニューを2種類ご紹介します。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ 構成・原文/瀬戸由美子