こんにちは、ミーナです。“からだ元気”の人気記事「脳トレ」シリーズでご紹介した、脳によい様々な生活習慣に加えたいのが、脳によい食事です。タンパク質の摂取が、がポイントだそう。
野菜とタンパク質中心の タンパク質イーターを目指そう
脳内神経物質であるアミノ酸。アミノ酸はタンパク質から作られます。そのアミノ酸を効率よくとるために考えられたのが、今回紹介する「ブレインリフォーム・レシピ」です。
タンパク質をベースに、食材+調理法+吸収率の3つを組み合わせた、脳をリフォームしてくれるレシピを4種類ご紹介します。
今回は、様々な栄養分がたっぷりの、脳の集中力アップや若返り効果も期待できる豚肉を使ったレシピをご紹介します。
低温蒸し豚しゃぶしゃぶ
ビタミンB1を含む豚ロース肉 + 硫化アリルで糖をエネルギーに変えるにら + なすの皮のポリフェノールで細胞の抗酸化 + ビタミンUを含むキャベツと食物繊維のもやしで整腸作用 + アルファリノレン酸を含むくるみとポン酢しょうゆのクエン酸で、吸収力アップの食べ合わせ=脳の集中力アップ、疲労回復、血管若返り効果が期待できます。
■材料(2人分)
豚ロース肉薄切り150g なす1個 にら50g
キャベツ⅛個 もやし100g くるみ(またはカシューナッツ)50g
ポン酢しょうゆ50㎖ 生にんにく(チューブでも可)少々
■作り方
❶蒸し器で豚ロース肉と食べやすく切った野菜(なすは皮ごと)を蒸します。このときふたを少しずらして蒸気を逃がし、高温になりすぎないようにします。
❷素材に火が通ったら皿に盛りつけます。
❸くるみとポン酢しょうゆ、生にんにくをブレンダーでまぜたものをかけていただきます。
●体の糖化+AGE(糖化の最終過程で作られる「終末糖化産物」)=老化です。
脳を含めた人体の老化を防ぐには、低GI食品(体への糖質の吸収度合いが低い食品)を、AGEを抑制する「低温調理法」で調理することが大切。
この低温調理法では、最もよいのが生で「生→蒸す→煮る→炒める→焼く→揚げる」の順になります。
次回、最終回のレシピは、幸せホルモンのセロトニン分泌も促してくれる、ラム肉を使ったお料理です。
撮影/板野賢治 料理・スタイリング/沼津りえ 栄養指導・レシピ提案/佐藤智春
構成・原文/上田恵子